
SNSの拡散力とAIの生成力が凄まじい
SNSの拡散力は凄まじいものがあります。
真偽不明の情報が飛び交い、閲覧数が100万以上なんて日常茶飯事。
AIの動画生成力も合間って、偽情報の拡散するスピードがかつてないほど速く、簡単に広まるようになりました。AIの動画生成能力は、ぱっと見では本物か偽物かわからないクオリティです。
一時期は熊を素手で撃退など、現実とはかけ離れた情報が拡散しました。
アメリカのはしかの流行には、SNSによる偽情報の拡散がワクチンの接種判断に影響を与えています。
情報量があまりにも多いと、真偽を確かめるということすら頭から消えてしまうこともあるでしょう。
毎日、忙しい日々を送っているみなさまですから、「いちいち情報の真偽を確かめる時間なんてないよ!」ということが多いのではないでしょうか。
または、「エンタメ程度の情報なんてたくさんあるんだから、偽情報に逐一目くじら立てて怒る必要性ってあるのかい?」と言う方もいるのでは。
いろんな意見があるでしょう。
ですが、前述した熊に関する偽情報を例に挙げるとするならば、熊を素手で撃退できるとか、餌付けできるなど誤った情報はさらに被害を拡大させることになります。
偽情報によって、誰かが怪我をする・被害を増やしてしまうのであれば、その情報は拡散すべきものではありません。
そんなわけで、私は最近、SNSの利用が減りました。真偽不明の情報が増えてくると、距離を置きたくなるのです。
真実の価値とは
一方で、真実を全て知ることは非常に難しいことであるとも理解しています。
熊のように複数の情報に触れれば「偽情報だよね」と判断できるものならよいのですが、複数の情報を得ても判断ができないこともあります。
真実とは因果関係が複雑に絡み合い、そして各個人にさまざまな事情があります。その事情は、第三者が到底想像しきれないものです。
何か事件が起こった際に「すべて〇〇が原因!」と単純化はできないゆえに、真実を全て知り尽くすのも不可能に近いのかもしれません。
SNSは自分の興味ある情報を優先して見せてくれるレコメンド機能があります。
それにより、賛同してくれる人が多くいるように見えることもあり「自分の意見は正しい」と自己補強します。実際は違う意見の人が多かったとしても。
SNSは閉じたコミュニティなので、そういった文化になりがちです。
人間、誰しも耳の痛い話をたくさん聞きたいとは思いません。自分の聞きたいことを聞きたくなります。当たり前ですね。
現代は、聞きたいことだけ聞ける時代です。聞きたい情報もそれらしく作り上げられてしまいます。
そうなると真実の価値って、なんなんでしょう?
耳が痛い話は例え真実であっても「誰かの心を傷つけるから悪!」となるのかもしれません。
ですが、偏った思想が時として不幸を生みます。レンガ積みの話のように、何のためなのか正確に把握することは大切でしょう。
レンガをただ積むを繰り返した時に、偏りや綻びに気づかずただ積んでいった、自分の信じたいことだけを信じて積んだ、あるいは真実に気づかないふりをして積んでいった。レンガを積み続けていった結果、全体はおかしな形になってしまった。
少し怖いお話です。
真実とは、おかしなことにならないようにするために価値のあるものだと思います。
時には耳の痛い話にも向き合い、懸命に毎日を生きている皆様を心から応援します。
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Wrote this articleこの記事を書いた人
あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。






