
毎日の使用頻度が最も高いものといえば、スマートフォンですよね。
買い物、検索、クレジットカードの申し込み・・・全てがスマホ経由の人がほとんどだと思います。
そう、個人情報を最も多く入力するデバイスはスマホです。
ということは、スマホのセキュリティを高くしておけば個人情報の漏洩を防ぐことができるのでは!?
iPhoneはもともと高いセキュリティ性能を持つスマートフォンですが、適切な設定を行うことで、さらに安全に利用することができます。
本記事では、iPhoneをより安全に使うためのおすすめのセキュリティ設定をご紹介します。
Apple IDとパスワードの安全管理

強固なパスワードを設定(使い回しNG)
Apple IDは、iCloud・App Store・写真・メールなど、あなたの個人情報すべてにアクセスできる鍵のような存在です。
そのため、誕生日や「1234」「abcd」など簡単なパスワードは絶対に避けましょう。
英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、最低でも12文字以上が理想です。
また、他のサービスと同じパスワードを使い回すのも危険です。
万が一、別サイトが情報漏えいした際にApple IDまで突破されるおそれがあります。
パスワード管理アプリを使うと、複雑なパスワードも安全に記録できます。
「誰にも推測できないパスワード」こそが、最初の防御ラインです。
「2ファクタ認証(二段階認証)」を必ずオンに
Apple IDには「2ファクタ認証」を設定しておきましょう。
これは、パスワードに加えて本人のデバイスでの確認コードが必要になる仕組みです。
万が一、誰かがあなたのパスワードを知っても、認証コードがなければログインできません。
設定は「設定」アプリ →「名前」→「パスワードとセキュリティ」→「2ファクタ認証をオン」で簡単に行えます。
この機能は不正ログインを大幅に減らす効果があり、Apple自身も強く推奨しています。
不審なログイン通知が来たら、必ずApple公式サイトで確認

Apple IDに不審なアクセスがあると、「誰かがあなたのApple IDを使用しています」という通知が届くことがあります。
このようなメッセージを受け取ったときは、焦ってリンクを開かず、まずApple公式サイトからログインして確認してください。
偽メールや偽SMSを使ったフィッシング詐欺が多発しており、リンク先がそっくりな偽ページの場合もあります。
公式サイトでは、「どのデバイスからアクセスされたか」や「サインイン履歴」が確認できます。
不明なデバイスがあれば、すぐにサインアウトまたはパスワード変更を行いましょう。
また、疑わしいメールは開かず削除し、Appleサポートに報告するのも有効です。
Face ID・Touch IDを活用する
ロックを数字ではなく「顔認証/指紋認証」に
iPhoneのセキュリティを強化する最も簡単な方法が、「Face ID」や「Touch ID」を使うことです。
これにより、パスコードを何度も入力する手間が省けるだけでなく、他人が勝手に操作するのを防げます。
特にFace IDは、登録した本人の顔だけを瞬時に識別し、マスクや眼鏡にもある程度対応します。
Touch IDも指紋の微細な特徴を読み取るため、写真や複製では認証されません。
これらの機能はロック解除だけでなく、App Storeの購入やApple Payの支払いにも使えます。
他人に勝手に操作されるリスクを減らす
顔認証・指紋認証をオンにしておくと、万が一iPhoneを置き忘れたり盗まれたりしても、他人が中身を見るのを防げます。
数字のパスコードだけでは、近くで見られたり推測されたりするリスクがあります。
一方で、Face IDやTouch IDなら生体情報が必要なので、本人以外は解除できません。
特に子どもや友人などに不用意に触られても、誤操作の心配が少なくなります。
また、アプリごとにFace IDの使用を許可・制限できるので、プライバシー管理もしやすいです。
金融・決済アプリなど、重要なデータを扱うアプリほど認証を設定しておくと安心です。
紛失・盗難対策:「探す」アプリを有効にする
「iPhoneを探す」をオンにしておく
万が一の紛失や盗難に備えて、まず必ず「iPhoneを探す」をオンにしておきましょう。
この機能をオンにしておくと、デバイスの位置情報を地図上で確認できるほか、遠隔でロックやデータ消去も可能です。
たとえ電源がオフになっていても、最新の位置を確認できるのが大きな強み。
Apple IDにサインインすれば、別の端末やパソコンからでも操作できます。
スマホを失くしたとき「どこにあるか分からない!」という不安を最小限にできます。
紛失モードの使い方を事前に確認しておく
「iPhoneを探す」には、デバイスを見つけやすくする「紛失モード」が搭載されています。
紛失モードを有効にすると、遠隔でロックをかけ、第三者のアクセスを防止できます。
また、画面上に「連絡先の電話番号」や「拾った方へのメッセージ」を表示できるので、返却につながることも。
さらに、位置情報の追跡が強化され、移動したルートをあとから確認できます。
この操作は、iCloudの「探す」機能または別のAppleデバイスから実行可能です。
万一のときに焦らないよう、使い方を一度シミュレーションしておくのがおすすめです。
家族やパートナーのデバイスも「探す」で一括管理
家族やパートナーのiPhone・iPadも、「探す」アプリでまとめて管理できます。
「ファミリー共有」を設定しておけば、相手の位置を確認したり、デバイスを鳴らしたりすることが可能です。
特に高齢者や子どもの見守りに役立ち、緊急時にもすぐに居場所を特定できます。
盗難だけでなく、災害時や外出時の安全確認にも使えるのがポイント。
もちろん、プライバシーを尊重するため、共有範囲は個別に設定できます。
アプリのプライバシー設定を見直す

「設定 → プライバシーとセキュリティ」からアクセス権を確認
iPhoneでは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から、アプリがどんな情報にアクセスしているかを確認できます。
たとえば、位置情報・マイク・カメラ・連絡先・写真など、あなたの生活に関わるデータが含まれます。
意外と多くのアプリが、インストール時に自動でアクセス許可を得ていることも。
一度見直すだけで、思わぬ個人情報の流出を防げる可能性があります。
特にSNSや写真編集アプリは、プライバシー設定の管理が重要です。
アプリごとに設定を開き、必要以上のアクセスがないかチェックしましょう。
「便利さ」と「安全性」のバランスを取るのがポイントです。
位置情報・マイク・カメラ・写真などをアプリごとに制限
アプリがあなたの位置や音声、画像データにアクセスできるかどうかは、個別にコントロールできます。
たとえば、位置情報は「常に許可」ではなく「使用中のみ許可」に切り替えるのがおすすめ。
マイクやカメラも、必要なときだけオンにすることで悪用リスクを減らせます。
写真フォルダへのアクセスも、「選択した写真のみ」に制限可能です。
これにより、プライベートな写真が外部に漏れる危険を最小限に抑えられます。
不要な権限をオフにして情報漏えいを防ぐ
使っていないアプリや、目的外の権限を持つアプリは要注意です。
アクセス権をそのままにしておくと、バックグラウンドで情報を取得されるおそれがあります。
特に、古いアプリや海外製アプリは、データ取り扱いが不透明な場合もあります。
「このアプリ、本当にカメラを使う必要がある?」と、一度立ち止まって考えてみましょう。
不要な権限をオフにすることで、情報漏えいリスクを大幅に軽減できます。
さらに安心のために、定期的にアクセス権を見直す習慣をつけるのも効果的です。
まとめ
Phoneはもともとセキュリティ性能が高い機種ですが、設定を見直すだけでその安全性をさらに強化できます。
たとえば、強固なパスワードと二段階認証を組み合わせれば、不正ログインのリスクを大幅に減らせます。
また、Face IDやTouch IDを活用することで、スムーズかつ安全にロック解除が可能になります。
「探す」アプリをオンにしておけば、万が一の紛失時にも慌てず対応できます。
アプリの権限を定期的にチェックすることも、個人情報を守るうえでとても大切です。
家族みんなで設定を見直すことで、安心してデジタル生活を楽しめます。
今日できるセキュリティ対策を一つずつ実行して、iPhoneをあなたの相棒にしましょう。
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。