トラブルに注意!美容サービスを受ける時の確認事項【心身を守る】

トラブルに注意!美容サービスを受ける時の確認事項【心身を守る】
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美容サービスは、「もっとキレイになりたい」「自信を持ちたい」という前向きな気持ちから利用されるものです。

しかし一方で、高額な契約トラブルや、施術による健康被害が後を絶たないのも現実です。

国民生活センターによると、美容医療サービスに関する相談件数は5年間で約2倍に増加しています。

引用:国民生活センター 増加する美容医療サービスのトラブル-不安をあおられたり、割引のあるモニター契約を勧められても慎重に判断を!-

特に、美容医療やエステ業界では強引な勧誘や十分な説明不足が原因で、後悔するケースも少なくありません。

心身を守るためには、サービスを受ける前に正しい情報を集め、冷静に判断することが欠かせません。

「安いから」「勧められたから」といった理由で安易に契約すると、思わぬリスクを背負う可能性があります。

美容は本来、自分を大切にするためのもの。安全に活用するためには冷静な確認が必要です。

今回は、美容サービスを受ける際に知っておきたい確認事項と注意点をご紹介します。

美容サービスで起きやすいトラブル

美容サービスの利用には、表面上は見えにくいリスクが潜んでいます。

高額なローン契約

特に多いのが「高額なローン契約」で、契約後に中途解約できず、多額の負担を背負ってしまうケースです。

月々の支払いは少なく見えても、総額では数十万円から百万円を超えることもあります。

解約しようとしたら違約金を請求された、という相談も多数寄せられています。

説明不足や誇大広告

次に、説明不足や誇大広告によるトラブル。

「必ず効果が出る」「安全で副作用はない」といった表現に惑わされ、実際には期待通りの結果が得られないこともあります。

十分な説明を受けずに契約した結果、後悔してしまう人は少なくありません。

医療事故

美容医療においては「医療事故」のリスクも無視できません。

手術の失敗や後遺症、感染症の発生など、命に関わる事例も報告されています。

美容目的であっても、れっきとした医療行為であることを忘れてはいけません。

無資格者による施術

さらに、資格を持たない無資格者による施術にも注意が必要です。

レーザー脱毛や注射などは本来医師や有資格者しか行えないにもかかわらず、違法に行われているケースがあります。

安さや手軽さに惹かれて受けると、皮膚トラブルや感染リスクが高まります。

強引な勧誘

カウンセリング時の強引な勧誘も代表的なトラブルです。

「今すぐ契約すれば安くなる」「一度きりのチャンス」などの言葉で冷静な判断を奪われてしまうのです。

こうした心理的な圧力に負けてしまい、必要のない高額契約を結んでしまう人もいます。

美容サービスは本来、人生を前向きにするためのもの。

しかし確認不足や業者選びを誤ると、大きな経済的・身体的ダメージにつながる危険があります。

・インターネットで見つけたAGA治療クリニックで「今やらなければ間に合わない」と言われて約190万円のモニター契約をした。不安をあおられて契約したので取り消したい。

・美肌治療のカウンセリングを予約したがリフトアップのモニター契約を勧められた。顔が少し腫れる程度と聞いて施術を受けたが、ひどく腫れてしまい、支払いに納得できない。

・駅前で声をかけられ、無料の医療脱毛の施術後にモニター価格で約46万円の契約をした。嘘の収入を書くよう指示されて個別クレジットを申し込んだので、解約したい。

引用:国民生活センター 増加する美容医療サービスのトラブル-不安をあおられたり、割引のあるモニター契約を勧められても慎重に判断を!-
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230830_1.html(参照:2025-08-28)
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サービスを受ける前に確認すべきポイント

複数のサロンやクリニックへ相談・見積もりを取る

美容サービスを安心して利用するためには、事前のチェックが欠かせません。

まずは複数のサロンやクリニックで説明を受け、料金やサービスを比較しましょう。契約書や見積書はその場でサインせず、持ち帰って落ち着いて読み込むことが大切です。

契約内容の確認

契約に関しては、料金総額や分割手数料、総支払額を具体的に把握しておきましょう。また、中途解約の可否や違約金、未消化分の返金方法など、解約条件と返金ルールを必ず確認してください。

麻酔代や薬代、再診料、シェービング代などの追加費用が発生するかどうかもチェックポイントです。

医療行為の場合は医師の資格・経験を必ずチェック

医療行為を伴うサービスでは、施術を担当する医師の資格や経験を確認しましょう。

実際にカウンセリングを行う医師と執刀医が同じかどうかも重要です。リスクや副作用、ダウンタイムの説明が具体的であるか、緊急時の対応体制や衛生管理が整っているかも見逃してはいけません。

口コミや評判は複数サイトで確認(ステマに注意)

施術前には、パッチテストの実施や薬剤のアレルギー確認を行っているかを確認しましょう。口コミや評判は複数のサイトを横断的にチェックし、ステマややらせ投稿に惑わされないよう注意が必要です。

症例写真を見る際は、自分の条件に近いものかどうかを見極め、加工の可能性も考慮してください。

説明を受ける際は書面で残す(口頭だけを信用しない)

説明は口頭だけに頼らず、見積書や同意書、リスク説明書などを必ず書面で受け取り、控えを残しておくと安心です。

また、カウンセリング時に「今だけ」「今日だけ」といった強引な勧誘を受けた場合は、即決せずに持ち帰って検討しましょう。

その場で即決しない(持ち帰って冷静に検討)

さらに、クーリングオフや特定商取引法の適用範囲を確認することも大切です。

未成年や妊娠中、持病がある人は必ず医師や保護者の同意を得てください。施術前後のセルフケア方法や再診スケジュールについても説明を受けておくと、トラブルを防ぐことができます。

最後に忘れてはいけないのは、「今日申し込まない」という選択肢を持つことです。焦らず冷静に比較検討してから判断することが、心身を守るための最大のポイントといえるでしょう。


契約・施術時の注意点

契約内容の理解

美容サービスを受ける際は、契約内容をよく理解してから署名することが大切です。特に高額な契約では、クーリングオフや中途解約の制度を事前に確認しておきましょう。

契約後に「やっぱり違った」と思っても、条件を満たせば解約できる場合があります。

支払いは無理のない範囲で

支払い方法は、必ず無理のない範囲で選びましょう。ローンや分割払いは手数料がかかるため、総額が大きくなる可能性があります。家計に大きな負担を残さないことが、

長期的に見ても安心につながります。

自身の既往歴などを必ず伝える

施術を受ける前には、体質や既往歴を正直に伝えることが不可欠です。アレルギーや持病がある場合、それを隠すと重い副作用や合併症につながる危険があります。

少しでも不安があれば、必ず医師に相談しましょう。

不安な場合はセカンドオピニオンを

カウンセリングの際に納得できないことがあれば、その場で決めず、セカンドオピニオンを活用するのも安心です。別の医療機関やサロンで意見を聞くことで、より冷静に判断できるでしょう。

リスクなどを事前に確認する

施術に伴うリスクや副作用について、事前に十分な説明を受けることも重要です。「必ず効果が出る」といった過剰な宣伝文句には注意してください。効果や仕上がりには個人差があることを理解しておく必要があります。

施術当日は万全の体調で

施術当日は、体調を整えて臨むこともポイントです。睡眠不足や体調不良の状態では、施術後の回復が遅れる場合があります。不安があれば、無理に施術を受けず日程を変更しましょう。

契約や施術に際しては、冷静な判断が何より大切です。「今すぐ契約しないと損する」と言われても焦らず、一度立ち止まる勇気を持ちましょう。心身を守るためには、慎重に進めることが最も確実な方法です。


トラブルに巻き込まれたら

美容サービスでトラブルに遭遇したら、まず一人で抱え込まないことが大切です。泣き寝入りせずに、早めに専門機関へ相談しましょう。

消費生活センターや国民生活センターは、契約トラブルや高額請求などの相談窓口として有効です。電話やインターネットで気軽に相談でき、専門の相談員が対応策を一緒に考えてくれます。

特に医療行為による被害(手術の失敗、後遺症、感染症など)が疑われる場合は、弁護士や医療被害救済の専門機関に相談できます。医師や病院との交渉、損害賠償請求を視野に入れる必要がある場合もあります。

このとき、証拠を残しておくことが非常に重要です。契約書や領収書、見積書などは必ず保管しましょう。また、カウンセリング時の説明内容やスタッフとのやり取りは、可能であれば録音やメモを残すと安心です。

SNSやメールでのやり取りも、スクリーンショットなどで保存しておきましょう。後から「言った・言わない」の水掛け論になるのを防ぎ、法的に有効な証拠となることもあります。

さらに、身体に異常が出た場合は、すぐに医療機関を受診し診断書をもらいましょう。体調不良の経過を記録しておくことも、被害を証明する材料になります。

また、強引な勧誘や誇大広告など、業者側に問題があると感じた場合は、監督官庁や業界団体に通報することも検討してください。

重要なのは「早めに動くこと」です。時間が経つほど解決が難しくなる場合もあるため、迷ったらまず相談を。

トラブルに巻き込まれたときも、冷静に対応し、正しい手順を踏めば解決への道は開けます。

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まとめ:一番大切なのはあなたの心身

美容サービスは、本来「キレイになりたい」「自信を持ちたい」という前向きな気持ちを後押しするものです。

しかし、契約トラブルや健康被害に巻き込まれてしまうと、心身に大きな負担を抱えてしまいます。

大切なのは、サービスを受ける前に冷静に確認し、納得した上で判断すること。

万が一トラブルが起きても、相談窓口や専門機関を頼ることで解決の糸口は見つかります。

一人で抱え込まず、正しい知識を持って行動することがあなた自身を守る力になります。

安心して美容サービスを利用できるように、日頃からリスクと対策を知っておきましょう。

そして「安全に美しくなる」ことを、ぜひ最優先に考えてください。

<記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
国民生活センター 増加する美容医療サービスのトラブル-不安をあおられたり、割引のあるモニター契約を勧められても慎重に判断を!-
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230830_1.html(参照:2025-08-28)

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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり

あかぐり

クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。

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