- 雑談
- 2025年5月22日
「お茶の出し方すら知らないなんて」と顔を顰めたベテラン社員は、会社の新卒募集のポスター作成を「作り方を知らない」という理由で諦めた【雑談】
「お茶の出し方すら知らないなんて」と顔を顰めたベテラン社員は……
知人に、マイナンバーカードを作成していない人がいます。
いわく「個人情報が抜き取られる、漏洩する!」とのこと。
確かに、マイナンバーカード作成開始時は手続きの際にトラブルが多発しました。当時、行政手続きを行った方々は大変だっただろうな、と思います。
ちなみに、マイナンバーカードにはプライバシー性の高い情報は入っていません。
引用:政府広報オンライン マイナ保険証 2024年12月、マイナ保険証を基本とする仕組みへマイナンバーカードのICチップには、税や年金、薬剤情報や特定健診情報などのプライバシー性の高い情報は入っていません。そのため、マイナンバーカードを落としたり失くしたりしてしまった場合でも、プライバシー性の高い情報は流出することはありません。さらに、ICチップの情報を不正に読み出そうとするとチップが壊れるセキュリティ対策も施されています。
https://www.gov-online.go.jp/article/202407/entry-6238.html#fourthSection(参照:2025-07-23)
そう、マイナンバーカード自体にはプライバシー性の高い情報は入っていないのです。ですが、知人にとってはその事実は現実ではないのです。
自分の世界は、良くも悪くも、自分の信じるもので作られています。
そして現代では、SNSにより誤情報が恐ろしく早く広まるようになったことが脅威となっています。
誤情報であるかどうか、自分で気づくには根拠がどこにあるのか、それが真実なのか自分で調べる(労力をかける)以外方法がないのです。
毎日、忙しい私たちは、故意にせよ過失にせよ、どんどん自分の現実の世界を小さくします。なぜなら、そうやって小さくしたほうが思考停止と単純化のダブルの効果で楽ができるからです。
人間は、都合のいいことだけを聞いていると世界が狭くなります。言い換えると、世界を自分が考えられる範囲までものすごく小さくしてしまいます。本来の世界は、自分の脳で全てを捉えるのは不可能であるにもかかわらず、です。
「本当は起きている事実」を見ないことで「無かったことにする」という、事実を歪めることが多々あります。
現実は不都合なことに、とても複雑です。例えば少子化の問題にしても、因果関係がものすごく複雑でかつ分かりにくく、単純に原因を一つに絞り込むことはできません。
近年は「全部◯◯が悪い」のように単純化・・・というか、明確な悪役を出してスッキリさせてくれる意見が目立つ傾向にありますが(そして主語が大きかったりする)、現実はSNSで討論ができるほど単純ではありません。
悪役を作り上げて原因だと考えていたら、それは自分の妄想で真実からは遠く離れていた、気づいた時には大切なものを失っていたとしたら、それは悲劇です。
以前紹介したアメリカでの麻疹の流行は今なお続いています。ワクチンの接種率の低下による感染拡大、一方で感染対策の行うべき人物のロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官はワクチン接種に否定的な発言を繰り返してきた経緯を持っています。
なんらかの情報に触れる際に、それは根拠に基づいた情報なのか、そして自分の世界を自分で狭くしていないか、狭くしている自分を常に警戒できているか。
真実を知るのは時として苦労と労力を伴いますが、それが明日をより良くすると信じて、行動していく方々を全力で応援します。
ランキングに参加しています。ポチッとしてもらうと、とても励みになります(^-^)/
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。