【自治体によっては助成も】風しんの予防接種で守れる命があります【妊婦さんやご家族のために】

【自治体によっては助成も】風しんの予防接種で守れる命があります【妊婦さんやご家族のために】
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風しんはウイルスによって引き起こされる感染症で、主に発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状が現れます。

多くの人にとっては数日で回復する軽い病気とされており、自然に治るケースも少なくありません。しかし、すべての人にとって安心とは限らないのがこの風しんの怖さです。


妊婦さんが風しんにかかると、赤ちゃんに影響が出ることも

妊娠中、特に妊娠初期に風しんに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに「先天性風しん症候群(CRS)」と呼ばれる障害が起こる可能性があります。

CRSでは、難聴、白内障、心臓疾患、発達遅延などが報告されており、赤ちゃんの一生にかかわる深刻な影響を及ぼします。赤ちゃんを守るには、妊婦さん自身だけでなく、周囲の人々の理解と協力も欠かせません。

なぜ、風しんの予防接種が必要なの?

妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が生じる可能性があるため
 

風しんは、風しんウイルスによって起こる感染症で、患者のくしゃみや咳などによって飛び散ったウイルスを吸い込んだりすることで感染します。通常、2週間から3週間の潜伏期間の後に、発熱や発疹、耳の後ろや首のリンパ節の腫れ、関節の痛みなどの症状が見られます。

一般的に症状は軽く、数日の経過で回復しますが、まれに高熱が続いたり、急性脳炎などの合併症を生じて入院が必要となったりする場合があります。また、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに先天異常(先天性風しん症候群)が生じる可能性があるため、注意が必要です。

引用:政府広報オンライン 風しんの予防接種にご協力を!妊娠を希望する女性や家族・職場の人も、生まれてくる赤ちゃんのために。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html(参照:2025-07-09)

自分は大丈夫?風しんの抗体があるかをチェックしよう

風しんは一度かかるか、予防接種を受けることで免疫(抗体)が得られますが、自分にその抗体があるかどうかを正確に知っている人は少ないかもしれません。

母子手帳で予防接種歴を確認したり、自治体の無料抗体検査を受けたりして、自分の抗体の有無を把握することが大切です。特に、妊娠を希望する方は、事前にチェックしておくことをおすすめします。


妊娠を希望する女性、妊娠中の方ができること

妊娠を希望する女性は、まず自分に風疹の抗体があるかを確認しましょう。抗体検査は、自治体が無料で実施している場合もあります。抗体がない、または低いと判明した場合は、風疹ワクチンの接種を受けておくことが大切です。

ワクチンは妊娠中には接種できないため、妊娠を考えている段階で済ませておく必要があります。接種後は、2か月ほど避妊期間を設けるのが一般的です。

妊娠中の女性はワクチンを受けられないため、周囲の人の協力が重要です。特にパートナーや同居の家族に抗体があるかを確認し、必要なら予防接種を受けてもらいましょう。

また、人の多い場所を避ける、手洗い・うがいを徹底するなど、基本的な感染症対策も有効です。

【妊娠を希望する女性の皆さんへ】

風しん含有ワクチンはウイルスの毒性を弱めて作られたワクチンであり、ウイルスが胎児に感染する可能性が完全には否定できないので、妊娠中は予防接種を受けることができません。そのため、妊娠する前に抗体検査や予防接種を検討することが重要です。また、予防接種を受けてから約2か月は、妊娠を避けるようにしてください。

 

【妊娠中の女性の皆さんへ】

妊娠中のかたで、風しんに対する十分な免疫がないかたは、風しんの感染を避けるために、次のようなことに注意して生活してください。

 

妊娠中はできるだけ不要不急の外出を避ける

人混みの中では、風しんウイルスに感染する可能性が高まります。特に妊娠中(妊娠20週ごろまで)に感染すると、先天性風しん症候群を発症する可能性が高くなります。風しんが発生している地域では、不要不急の外出を避け、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けるなど、風しんに感染しないよう注意してください。また、風しんを疑う症状(発疹・発熱など)が出現した際は、医師に相談しましょう。

 

夫や同居している家族にはすぐ抗体検査を受けてもらいましょう

家庭内での風しん感染を防ぐために、夫や家族にできるだけ速やかに抗体検査を受けてもらい、その結果免疫が十分でないことが判明した場合は予防接種を受けることを検討してもらいましょう。

 

自分や家族、職場の人などが風しんに感染したら、かかりつけの医師に相談する

妊娠中、自分に発疹が現れるなど、風しんを疑う症状があったときは、まず、電話でかかりつけの産科医に相談しましょう。万一、風しんにかかっていた場合、事前連絡をせずに、直接、医療機関を受診すると、ほかの妊婦にうつしてしまうおそれがあります。
家族や職場の人が風しんにかかったときは、症状が現れていなくても、自分も風しんに感染している可能性がありますので、受診の前に医療機関に電話で相談してください。

 

出産後、できるだけ早く、予防接種の検討を

妊婦検診での抗体検査の結果、予防接種が必要となった場合、出産後に早期の段階で風しんの予防接種を受けることをおすすめしています。出産直後に、次の妊娠の計画がない場合でも、また妊娠する可能性があります。また、生まれてきたこどもや他の妊婦に風しんをうつさないためにも、予防接種を検討しましょう。授乳中でも風しんの予防接種を受けることができます。

引用:政府広報オンライン 風しんの予防接種にご協力を!妊娠を希望する女性や家族・職場の人も、生まれてくる赤ちゃんのために。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html(参照:2025-07-09)

家族やパートナーも予防接種を検討しましょう

妊婦さんは風しんワクチンを妊娠中に接種することができません。そのため、パートナーやご家族が風しんにかからないようにすることが、赤ちゃんを守る上で重要な予防策となります。

対象となる年代の男性には「風しん第5期定期接種」のクーポンが届いている場合もあり、無料で抗体検査やワクチン接種を受けられることがあります。ご家族そろって確認しましょう。

例えば、大阪市では風しんワクチンの接種費用に対して助成金を出しています(6,000円〜1万円ほど)。妊娠を希望する女性の同居者・配偶者も受けることができます。

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風しんの予防接種を検討している方は、お住まいの自治体のサイトをご覧ください。

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赤ちゃんを守るために、できることを一つずつ

「風しんは軽い病気だから…」と思ってしまうかもしれませんが、妊婦さんとお腹の赤ちゃんにとっては、決して軽視できない存在です。

予防接種は、自分を守るだけでなく、大切な命を守る行動です。もし、接種歴が不明であれば、一度検査を受けてみましょう。そして、まだ予防接種を受けていない方は、この機会に検討してみてください。あなたの一歩が、新しい命を守ることにつながります。

<この記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
政府広報オンライン 風しんの予防接種にご協力を!妊娠を希望する女性や家族・職場の人も、生まれてくる赤ちゃんのために。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html(参照:2025-07-09)

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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり

あかぐり

クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。

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