
歳を取るのは悪なのか?
「若い時間を無駄にしたくない」
「お前は若くて一番綺麗な時間を無駄にしたんだ」
どちらも言われたことがあります。なんだかねえ。
では、歳をとった人間は価値がないので死ねと?と言いたくなります。
20代後半の方についても「もう年寄り」という概念を見かけ(Xで)、一部の方の極端な意見だと思いたいのですがこれが大半の方の意見であれば、なんてしんどい考え方だろうと思います。
世間が言うほど価値がないわけではない
「20代後半はもう年寄り」など、前述した意見を持つのは自由です。
口に出して(あるいは攻撃のために)言わなければ、誰がどんな感情や思想を持つかについては自由だからです。
でも、あまりにも自分の首を絞めるような思想だと著者は考えてしまうのです。
そんなに人生のハードルを上げる必要がありますか?
人間が生きている以上、死は平等です。誰もが死に向かって生きています。
死に向かって生きているという、よく考えたら残酷な事実を前にしてさらに年齢を持ち出して価値の有無を言うのはあまりにも厳しすぎませんか。
若い人もいずれ歳をとります。時間は平等です。
著者から見れば前述の意見は、いずれ誰もが歳を取ることを忘れている理論だとも思います。
若さが正義だという概念の世界で生きたい人は生きればいいと思います。苦しそうだけど・・・。
そしてもう一つ。何かを成し遂げるには時間がかかります。
若さが正義という思想の方が、何かを成し遂げたいと思った時に過度に時間を気にしてすぐ諦めてしまう、自分に絶望してしまうことがありませんよう。
でも、何かを成し遂げた人って(若い人もいるけど)、年齢を重ねた方もいらっしゃるではありませんか。
「歳を取ってるんだから成功確率高くて当たり前だろう!?」と言う方がいらっしゃるかもしれませんが、当たり前とも限らないのですよね。
世間という曖昧なものに流されて、過小評価してませんか?
世間や常識というのは、とても曖昧です。
時代によって変わりますし、普遍の原理ではありません。
どんなことでもそうですが、価値とは人によって変わります。どうか「価値がない」と多くを切り捨て自分を苦しめるのではなく、どんな小さなものにも光り輝く価値を誰もが見つけられますように。
2025年10月10日18時現在、大阪大学特任教授の坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を、京都大学特別教授の北川進先生がノーベル化学賞を受賞されることが決定しました。
長年の研究を続けられてきた成果であり、先生方の苦労と努力、諦めない精神の結果だと想像します。
北川進先生は、1997年に金属錯体について発表した際、激しく批判されたとのこと。それでも研究を続けた結果、今に至ります。北川進先生がおっしゃっていた「無用の用」。私も肝に銘じたいと思います。
明るいニュースを受けて著者もウキウキ、みなさまもそうなのではないでしょうか。
災害や紛争などのニュースに目がいきがちですが、こういった素晴らしい出来事も大切に享受していきたいですよね。
これからしばらく、ウキウキ気分に浸っていようと思います。
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。