
インフルエンザは冬の感染症というイメージが定着していますが、実際には夏にも発症例があることをご存じですか?
自分は冬だけでなく夏にもインフルエンザになったことがあります。季節を問わず、インフルエンザって感染するんですよね。夏に40度近くの熱が出るのは、しんどいです…。
冷房による室内の乾燥や、夏バテによる免疫力の低下が重なり、ウイルスが活発になる環境が整ってしまうのです。
2023年夏には、例年に比べてインフルエンザの患者数がやや高く推移し、学級閉鎖などの集団感染も報告されました 。こうした背景には、COVID-19対策で下がった集団免疫の回復不足も関係しています。
コロナウイルスだけでなく、インフルエンザにも注意が必要です。
夏のインフルと夏風邪の違い
一見すると軽い夏風邪と思いきや、実はインフルエンザだった、ということも。特に夏に流行しやすいインフルB型は、高熱よりも倦怠感や関節痛が目立ち、医療機関で診断が出るまで風邪だと勘違いしてしまうことも。
夏風邪
夏風邪はアデノウイルスやエンテロウイルスなどが原因です。喉の痛みや発熱が数日続くことが多いですが、高熱は出ない場合もあります。
咳や鼻水などの呼吸器症状が中心になりやすいです。発熱があっても比較的緩やかに症状が進みます。
主に飛沫感染や接触感染で広がりますが、拡大のスピードはインフルエンザより緩やかです。対症療法が中心で、特効薬はありません。
インフルエンザ
夏のインフルエンザは急な高熱(38℃以上)が出やすいのが特徴です。倦怠感、関節痛、頭痛など全身症状が強く現れます。症状のピークが1〜2日目に強く出る傾向があります。
感染力が非常に強く、家庭や職場で拡大しやすいです。発症後48時間以内に抗インフル薬での治療が有効です。
高熱や強い全身症状がある場合は、夏でもインフルエンザを疑って検査を受けましょう。
早期診断と適切な対応が、重症化と感染拡大を防ぐカギです。
基本の予防策は季節を問わず必須
インフルエンザは冬場だけでなく、季節を問わず感染の可能性があります。そのため、予防策は一年を通して続けることが大切です。
基本は、外出後や食事前の手洗いの徹底です。
石けんと流水で20秒以上かけて洗い、指先や爪の間も丁寧に。
うがいも習慣にし、のどの粘膜を清潔に保ち、咳やくしゃみをする際は咳エチケットを守ります。
マスクを着用する、または口と鼻をティッシュや腕で覆うことが重要です。不織布マスクは飛沫の拡散を防ぐ有効な手段です。
免疫力を保つために、十分な休養を取りましょう。睡眠不足は感染リスクを高める要因となります。
栄養バランスの整った食事を心がけ、体力を維持します。特にビタミンCやタンパク質は免疫機能の維持に役立ちます。
室内では適度な湿度(50〜60%)を保ち、乾燥を防ぐことを心がけると良いですね。
日常生活の中で小さな予防行動を積み重ねることが重要です。
習慣化することで、季節を問わず感染から身を守ることができます。
夏ならではの対策ポイント
夏は高温多湿のイメージがありますが、冷房の使用で室内が意外と乾燥します。
屋外と屋内の温度差が大きいと、自律神経が乱れ体力が低下します。冷房は設定温度を低くしすぎず、外出時には羽織物で体を守ると安心です。
水分補給は熱中症予防だけでなく、粘膜の保湿にも役立ちます。喉の乾きを感じる前に、こまめに水やお茶を飲む習慣をつけましょう。
寝苦しい夜が続くと睡眠不足になり、免疫力が落ちてしまいます。就寝時は冷房や扇風機を適切に使い、室温を快適に保ちましょう。
タイマー設定や風向きの調整で体の冷えすぎを防ぐのも大切です。
寝ている間も汗をかくため、体内の水分は失われます。寝る前にコップ一杯の水を飲むと脱水予防に効果的です。
起床後にも水分補給をして、体をスムーズに目覚めさせましょう。夏は冷たい飲み物ばかりでなく、常温や温かい飲み物も取り入れると胃腸にやさしいです。
夏特有の環境変化に注意しながら、体調を崩さない生活習慣を心がけましょう。
保険組合によっては、予防接種に補助金があります
加入している保険組合によっては、予防接種に補助金を支給している組合もあります。
例えば、東京土建国民健康保険組合は1回につき一律2,000円が補助されます。
引用:東京土建国民健康保険組合 インフルエンザ予防接種補助・宿泊旅行補助年度内1回インフルエンザの予防接種に補助金が支給されます
高齢者や小児の重症化を防ぐために有効とされている予防接種ですが、ワクチンの接種は自費のため高額です。
年齢にかかわらず組合員・家族の方がインフルエンザの予防接種を受け、自己負担が発生した場合、年度内(4月1日~翌年3月31日)に1人1回、一律2千円が補助されます(2回法で接種した場合も補助は1回分です)。
https://www.tokyo-doken-kokuho.jp/kyufu-hojo/aid/(参照:2025-08-14)
予防接種を検討している方は、加入している保険組合のサイトから、補助金の有無を確認してみることをお勧めします。
感染が疑われたらすぐに対応
高熱、強い倦怠感、関節痛や頭痛などの症状が出たら、インフルエンザの可能性があります。
発症から48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬の効果が期待できます。
まずは外出を控え、医療機関に電話で症状を伝えてから受診しましょう。マスクを着用し、咳やくしゃみで周囲にうつさないようにします。
診断後は医師の指示に従い、安静と十分な水分補給を心がけます。無理に出勤・登校すると、症状が悪化し周囲への感染リスクも高まります。
家族内では部屋を分け、共有部分はこまめに消毒しましょう。
早めの対応が重症化や感染拡大を防ぐ鍵です。
安心できる「ちょっとだけ備蓄」のすすめ
インフルエンザにかかると高熱や倦怠感で外出が難しくなります。
無理に買い物に行ってしまうと、症状悪化や他人への感染リスクが高まるため、外出は避けましょう。あらかじめ食料や日用品を少し多めに備えておくと安心です。
レトルト食品、缶詰、インスタントスープなど、調理が簡単なものがおすすめです。
水分補給用に経口補水液やスポーツドリンク、ティッシュ、マスク、体温計、常用薬も準備できれば完璧です。
冷凍食品やカット野菜を備えておくと、栄養バランスも保ちやすくなります。
日頃から少しずつ備蓄しておくことで、急な発症時にも慌てずに済みます。
まとめ
インフルエンザは冬だけの問題ではありません。夏場の油断が感染リスクを高めることもあります。
手洗い・マスク・十分な栄養など、季節を問わない基本の感染対策を日常に。
当たり前の習慣こそ、命を守る大きな力になります。
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。