秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】
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喉のイガイガや違和感を感じたとき、多くの人は「風邪かな?」と思うものです。

ところが、喉の不快感の原因は風邪だけではありません。

アレルギー、乾燥、ストレス、さらにはコロナウイルス感染症など、さまざまな要因が関係していることがあります。

季節の変わり目や、空気が乾燥し始める時期は特に喉のトラブルが増えるため注意が必要です。

「少し痛いだけ」と放っておくと、症状が悪化して長引くこともあります。

まずは自分の症状の特徴を知り、原因を見極めることが大切です。

この記事では、喉のイガイガの見分け方・潜伏期間・自宅でのケア方法・病院へ行く目安をご紹介します。

早めの対処で、つらい喉の不快感をすっきり解消しましょう。

喉のイガイガの主な原因と特徴

風邪・ウイルス感染(発熱や全身のだるさを伴う)

喉のイガイガの原因で最も多いのが「風邪」や「ウイルス感染」です。

ウイルスが喉の粘膜に感染すると炎症を起こし、痛みや腫れ、発熱、全身のだるさを伴います。特に、インフルエンザやコロナウイルス感染症では喉の痛みが強く出ることがあります。

初期症状では喉の違和感や軽い咳だけの場合もあり、風邪と見分けにくいことも。体調全体に変化があるかをチェックするのがポイントです。

市販薬で改善しない場合や、高熱・強い倦怠感を伴うときは早めの受診が大切です。喉の保湿と十分な休養をとり、体の免疫力を高めましょう。

アレルギー(花粉・ハウスダストで喉や鼻がムズムズ)

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:アレルギー(花粉・ハウスダストで喉や鼻がムズムズ)

アレルギーによる喉の不快感は、花粉やハウスダスト、動物の毛などが原因で起こります。喉のかゆみ、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどが同時に出るのが特徴です。

炎症というよりも「ムズムズする」「違和感がある」と感じる人が多いです。季節性(春や秋の花粉)や通年性(ホコリ・ダニ)など、発症時期に特徴があります。

マスクや空気清浄機の使用で症状を軽減できることもあります。抗アレルギー薬を医師の指示で使用すると、喉の不快感も和らぎやすくなります。

環境対策と体調管理をセットで行うのが効果的です。

乾燥(エアコンや季節の影響で粘膜が刺激される)

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:乾燥(エアコンや季節の影響で粘膜が刺激される)

秋冬やエアコンを使う季節は、室内の湿度が下がり喉の粘膜が乾燥しやすくなります。乾燥によって粘膜の防御力が低下し、ちょっとした刺激でも痛みや違和感を感じます。

「朝起きたら喉が痛い」「声がかすれる」という人は乾燥が原因の可能性が高いです。加湿器の利用や、こまめな水分補給、マスク着用が予防になります。

のど飴やうがいも一時的な潤い補給に効果的です。

暖房を使う際は湿度40〜60%を保つのが理想です。

乾燥による喉の不快感は、早めに潤いケアを行うことで改善しやすくなります。

胃酸逆流・ストレスなど(喉の違和感が続くケースも)

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:胃酸逆流・ストレスなど(喉の違和感が続くケースも)

最近、職場でストレスを感じることがあって、胃がキリキリ、何だか喉も違和感がある・・・そんな時ってありませんか?

「喉に何か詰まった感じ」「いつもイガイガする」といった症状は、胃酸の逆流が関係している場合があります。

逆流性食道炎では、胃酸が喉まで上がってきて粘膜を刺激し、慢性的な違和感を引き起こします。

また、強いストレスや緊張によっても、喉の筋肉がこわばり違和感を感じることがあります。

この場合は「異物感」や「喉が締めつけられるような感覚」が特徴です。長期間続く場合は耳鼻咽喉科や内科での検査を受けましょう。

原因を取り除くことで改善するケースが多くあります。心身のバランスを整えることも、喉の健康を保つ大切なポイントです。


症状の見分け方:風邪・アレルギー・コロナの違い

原因主な特徴発症タイミング他の症状
風邪徐々に悪化感染後1〜3日発熱・鼻水・咳
アレルギー繰り返す・長引くアレルゲンに触れるたび鼻水・くしゃみ・目のかゆみ
コロナ・インフル急な発熱・強い倦怠感潜伏期間2〜5日関節痛・嗅覚異常など

風邪の特徴

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:風邪の特徴

一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻水、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。

 

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では細菌による肺炎を伴う等、重症になることがあります。

厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html(参照:2025-10-16)

風は、ウイルスによって喉や鼻、気道に炎症が起こることで発症します。

発熱や喉の痛み、鼻水、咳などが数日から1週間程度続くのが一般的です。

疲れや免疫力の低下がきっかけになることも多く、季節を問わず発症します。

喉のイガイガが数日で悪化し、徐々に鼻水・咳・発熱へと広がるのが特徴です。

チェック項目>
喉の痛みと一緒に熱っぽい
鼻水やくしゃみがあとから出てきた
数日で症状が悪化・変化している
周囲でも風邪の人が多い
体のだるさ・倦怠感がある

アレルギーの特徴

免疫が過剰反応することで喉や鼻の粘膜に炎症が起きるタイプです。

風邪と違ってウイルス感染ではないため、発熱や倦怠感はほとんどありません。

季節性(花粉)や通年性(ハウスダスト・ダニ)など、発症時期に傾向があります。

喉のかゆみや鼻づまり、くしゃみが「繰り返し起きる」点が特徴です。

チェック項目
発熱はほとんどない
喉よりも「かゆい」「ムズムズする」感覚
毎年同じ季節に症状が出る
目のかゆみや鼻水も同時にある
症状が長期間続く

コロナウイルス感染症の特徴

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:コロナウイルス感染症の特徴

初期は風邪と似ていますが、発熱・喉の痛み・倦怠感・味覚嗅覚の異常などが出ることがあります。

咽頭痛が強く、声が出にくい・飲み込むと痛いと感じる人も多いです。

発症までの潜伏期間は1〜5日程度で、急に症状が悪化するケースもあります。

軽症でも他人に感染させる可能性があるため、早めの検査・隔離が重要です。

チェック項目>
強い喉の痛み・声が出にくい
発熱(37.5℃以上)が続く
味覚や嗅覚に違和感がある
倦怠感・筋肉痛など全身症状がある
家族や職場で感染者が出ている

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インフルエンザの特徴

インフルエンザは、ウイルスによって急激に全身に炎症反応が起こる病気です。

風邪と違い、「高熱・強い倦怠感・関節痛」が同時に現れるのが特徴。特に高齢者や基礎疾患のある人は重症化しやすく、肺炎や脳症を起こすこともあります。

早めに医療機関を受診し、インフルエンザ検査や抗ウイルス薬の処方を受けることが大切です。

チェック項目
突然、高熱(38℃以上)が出る
全身のだるさ・関節痛・筋肉痛が強い
頭痛・寒気・食欲不振がある
咳や喉の痛みも伴うが、全身症状が目立つ
発症の翌日〜3日以内が最もつらい
子どもでは嘔吐・下痢が出ることも
潜伏期間は1〜3日ほどで、感染力が非常に強い

インフルエンザやコロナウイルスは、感染すると人によっては高熱や酷い倦怠感という症状がでます。「自分で何とか治そう」とは考えず、病院を受診することをおすすめします。

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自宅でできる喉ケア&対処法

うがい・加湿・マスクで喉を保湿

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:うがい・加湿・マスクで喉を保湿

喉のイガイガを感じたら、まず大切なのは「乾燥させないこと」です。うがいは、ウイルスやホコリを洗い流すだけでなく、粘膜の保湿にも効果的。

ぬるま湯や緑茶、うがい薬を使うとより清潔に保てます。また、加湿器を使って室内湿度を50〜60%に保つことが理想です。

乾燥が気になるときは、濡れタオルを部屋に干すだけでもOK。外出時はマスクを着けて喉の潤いを保つことができます。

乾燥対策は「予防」と「回復」の両方に有効です。

水分をこまめにとる(常温の水・お湯など)

喉の粘膜を潤すには、外側だけでなく内側からの水分補給も欠かせません。

冷たい飲み物は刺激になるため、常温の水や白湯が最適です。

カフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、水分が逃げやすい点に注意。少量をこまめに飲むことで、喉の乾きを防ぎ、粘膜の修復を助けます。

喉が渇いてからではなく、「定期的にひと口」を意識しましょう。加湿と水分補給を組み合わせることで、より早い回復が期待できます。

500mlの飲み物って量が多すぎなんだよね、という方は250ml容量のものもあります。

のど飴や加湿器の活用

のど飴は、唾液分泌を促して喉の潤いをキープする手軽なケア方法です。

メントール系やはちみつ入りなど、症状に合わせて選ぶとより効果的です。

ただし、のど飴は人によっては刺激になり、喉のイガイガや咳を誘引するものにもなりえます。ご自身にあったのど飴を選びましょう。

また、加湿器を活用して室内環境を整えるのも重要です。加湿器は日々のメンテナンスが重要です。

定期的な掃除でカビや菌の繁殖を防ぎましょう。

声を休ませ、無理に話さない

喉の炎症を悪化させる最大の要因のひとつが「声の使いすぎ」です。

イガイガや痛みを感じるときは、できるだけ声を出さずに休ませましょう。無理に話したり咳払いを繰り返すと、さらに粘膜を傷つけてしまいます。

仕事で話す必要がある場合は、マイクを使うなどして負担を減らす工夫を。電話の声量を下げたり、喉を温めるマフラーを使うのも効果的です。

ちなみに著者は、電子レンジで温めるホットパックを首元に巻いております。じんわり暖かくて、楽になるんです。

「喉を休ませる=治る時間を与える」ことを意識しましょう。


医療機関を受診すべきタイミング

発熱・強い倦怠感・咳が続く

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:発熱・強い倦怠感・咳が続く

喉のイガイガに加えて、発熱や全身のだるさ、咳が長引く場合は要注意です。

単なる風邪と思っていても、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症の可能性があります。特に発熱が3日以上続く場合や、咳で夜眠れないほどの場合は早めの受診を。

感染症によっては抗ウイルス薬や抗生物質が必要になるケースもあります。市販薬で一時的に症状が和らいでも、根本的な治療が遅れると悪化することも。

体調の変化を無理に我慢せず、「いつもと違う」と感じたら受診を検討しましょう。

早期に診断を受けることで、周囲への感染拡大も防げます。

食事や水分が摂れないほど痛い

「喉が痛くて、唾を飲んでも痛い!!」

本当に辛いですよね。筆者も何度も経験があります。何も食べれない、飲めない、痛すぎるので眠れない・・・悪循環です。

喉の痛みが強く、飲み物を飲むのもつらいときは、脱水のリスクが高まります。

特に子どもや高齢者では、短時間で脱水が進行することがあるため注意が必要です。扁桃炎や咽頭炎など、細菌感染による強い炎症が起きている場合もあります。

抗生物質などの処方で早く回復することもあるため、医療機関の診察が大切です。

我慢して放置すると、炎症が広がって高熱を伴うケースも。痛みが強い=体が助けを求めているサインと考え、早めに受診しましょう。

数日たっても改善しない

喉の違和感や痛みが3日以上続く場合は、単なる乾燥や軽い風邪とは限りません。

ウイルス性や細菌性の感染、または胃酸逆流やアレルギーが原因のこともあります。市販のトローチやうがいで改善が見られないときは、原因を特定することが大切です。

医療機関では、喉の腫れや炎症の程度を確認し、必要に応じて検査を行ってくれます。特に「痛みが強くなる」「声がかすれる」「首のリンパが腫れる」などの症状がある場合は要注意。

慢性的な喉の違和感が続くときは、耳鼻咽喉科で精密検査を受けるのが安心です。

息苦しさや胸の痛みを伴う場合はすぐ受診を

秋から冬の喉のイガイガ・不快感 「風邪かな?」と思ったら【対処法もご紹介】:息苦しさや胸の痛みを伴う場合はすぐ受診を

喉の不調に加えて、息苦しさや胸の痛みを感じる場合は、すぐに医療機関を受診してください。呼吸器感染症や肺炎、気管支炎などの可能性があり、放置すると重症化することがあります。

特に高齢者や持病のある方は、症状が進行しやすい傾向があります。風邪だと思っても、実際は細菌感染やウイルス感染が関係しているケースも。

また、まれに心臓や呼吸器の病気が隠れていることもあるため油断は禁物です。早めに受診して適切な検査・治療を受けることが、回復の近道になります。

「喉の不快感だけではない」と感じたら、自己判断せず医師に相談しましょう。

医療費がかかって心配、という方は医療費関連の制度を活用しよう

市販薬を買わなければならない、または病院を受診しなければならない方へ。

少しでも費用を抑えるために、セルフメディケーション税制や高額療養費制度の活用を検討しましょう。

どちらも家計の負担を減らしてくれる制度です。以下の記事で詳しく紹介しているので、よかったらみて見てくださいね。

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まとめ:喉の違和感は「体のサイン」

喉の不快感は、体が発している小さなSOS。

「乾燥かな」と放っておかず、生活習慣の見直しと早めの対処を心がけましょう。

正しくケアすれば、多くの場合は数日で回復しますが、長引くときは無理せず医師に相談を。

辛い症状を少しでも緩和するために、できることをしましょう。

<記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html(参照:2025-10-16)
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html(参照:2025-10-16)
NHK きょうの健康 放置しないで!長引くせき 「止められる?慢性的なせき」
https://www.web.nhk/tv/an/kyonokenko/pl/series-tep-83KL2X1J32/ep/VNZV84VK2Z(参照:2025-10-16)

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり

あかぐり

クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。

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