「初心者を大切にすること」は世界をハッピーにする【雑談】

「初心者を大切にすること」は世界をハッピーにする【雑談】
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令和ではお茶出し文化なんて古い!という議論はここでは置いておきます

前回の記事で、お茶の淹れ方は知っているからマウントをとってくるし嫌味も言えるけど、いざ知らないことに直面すると断念する件に触れました。

このお茶事件は、平成の時代だからいいものの(?)、今は令和です。

「効率化の観点から、お茶は淹れなくても買ってきたお茶を出せばよいのでは。ティーサーバーとかさ!」

「いやいや、お茶が嫌いな人もいるだろうから、ペットボトルの水で十分だよ」

「そもそも、お茶出しなんて必要なの?お茶を出すのが仕事じゃないんですけど」

など、いろいろな意見があると思います。それぞれの考え方に合わせればよいと思います。

余談ですが著者は、遠路はるばる会社に来てくださった大切なゲストですから、お茶や水、お茶菓子のおひとつも出した方がよいかなと考えるタイプです。

時にはアメリカ、タイ、マレーシアから!という方もいらっしゃいます。よくぞ来てくれました…!と思う時もあります。

近年の猛暑を考慮すると熱中症対策として水分をとって欲しいですし、せっかくお越しいただくのであればゲストが喜ぶことをしたいです。

令和ではお茶出し文化なんて古い!という議論はここでは置いておきます。

この件、もうひとつの側面があります。

それは、初心者に対して厳しすぎるということ。


人間、自分ができなかったことは忘れる

マウントとってドヤっとしているベテラン社員も、若かりし頃は初めてお茶を淹れた時、つまり初心者だった頃があるはず。

自分ができなかった時があるということ、そして自分ができないことがあるということを忘れてしまうのが人間なのだなあ、とそんなことを考えていました。

そんなわけで、いざ新卒採用のポスターの作成については「作り方を知らないから作らない」という思考になってしまうのでしょう。

お茶淹れでドヤっている場合ではない、となりますが、そうなのです。

ドヤるのであれば、お茶淹れを伝授すればいいのに、教えることをしないのです。

それは「自分の優位性を保ちたい」からなのかもしれません。

そうなると自然と「初心者に厳しい世界」が誕生します。


初心者に対して厳しいということは、市場規模の縮小を意味する

「お茶の淹れ方がなっていない」と初心者や新人を攻撃する行為(しかも教えない)は、排他的と捉えられます。

新人からすれば「マウントとって教えもしないのなら、なんのために新人を入社させたんだよ」となって当たり前です。

排他的な世界は、初心者を淘汰します。そうなると訪れるのは市場規模の縮小です。

初心者に厳しいもののひとつにゴルフをイメージします(著者のイメージです、間違っていたらごめんなさい)。

Yahoo!知恵袋をみると、厳しいを通り越しているのではと思うような初心者への声が・・・

「そんなスコアは人間のすることではない」→ゴルフをするのは人間以外いないよ

「ゴルフをする資格は100年早い!」→100年経ったら生きてないよ

「同伴競技者の完全なお荷物」→もはや人間ですらない

ゴルフをする人間の全てが厳しい人間ではないとは思いますが、こんなことを初心者に言っていたら誰もやりたいと思いません。

2021年には2000年と比較してプレー人口が半分以下になりました。

近年はゴルフ場のプレー人口も減少しています。2000年には約1,290万人いたゴルフ場の利用者は、2021年には560万人にまで減少しました。
(中略)
特に10代~30代の若年層ではゴルフ需要が少なく、将来的なゴルフ人口の増加は難しい状況と言えます。

引用:M&Aキャピタルパートナーズ ゴルフ場業界のM&A動向市場規模や買収・売却事例について解説
https://www.ma-cp.com/about-ma/industry/entertainment-sports/6/#:~:text=%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%9C%81%E3%81%8C%E5%85%AC%E8%A1%A8,%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%B8%82%E5%A0%B4%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%8C%E7%B8%AE%E5%B0%8F%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6,%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%8C%E6%8C%99%E3%81%92%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

コロナの影響もあるのでプレー人口の減少原因は一概には言えませんが、市場の拡大を考えるのであれば初心者に優しくした方がプレーする人は増えると思いませんか?


「初心者を大切にすること」は世界をハッピーにする

任天堂は、コントローラーさばきの上手い下手がゲームの上手い下手に左右されてしまうことに注目し、2004年にニンテンドーDS、2006年に据え置き型ゲーム機Wiiを発売しました。「熟練者」と「初心者」を同じスタートラインに立たせるには、これまでの十字キーとボタンではない直感的に操作できる新しいインターフェース(コントローラーやタッチペン)が必要だと考えたのです。

任天堂はその後全年齢にも受け入れられる「脳を鍛える大人のDSトレーニング」「やわらかあたま塾」などのソフトを発売。

2025年5月現在、ニンテンドーDSは1億5,402万台、Wiiは1億163万台を売り上げました(ちなみに、Switchは1億5,212万台です)。

ゲーム産業は高水準で推移しています。オンラインプラットフォーム(家庭用ゲーム機ソフト以外)の伸びがよいところをみると、スマホやPCなど誰もが持っているデバイスからゲームを楽しんでいることになります。

プレイヤーの参入障壁が低ければ、おそらく市場が拡大する余地があるのでしょう。

ゴルフとゲームでは遊ぶために必要なものが全く異なるので比較するのはナンセンス、という声が聞こえそうですが、単なる比較をしたいのではなく考え方を考えたいのです。

初心者がどうやったら熟練者と一緒に楽しめるのか、参入障壁を低くしてみんなで楽しむにはどうしたらいいのか。

苦労と労力は必要になりますが、そこに愚直に取り組めば、未来は明るいものであると信じています。

<この記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
BB Watch 【東京ゲームショウ2005】任天堂岩田社長「Revolutionのコントローラは家庭の誰もが触る対象に」https://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/11092.html#:~:text=%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81,%E3%82%92%E4%BE%8B%E3%81%AB%E6%8C%99%E3%81%92%E3%81%9F%E3%80%82(参照:2025-05-23)
M&Aキャピタルパートナーズ ゴルフ場業界のM&A動向市場規模や買収・売却事例について解説
https://www.ma-cp.com/about-ma/industry/entertainment-sports/6/#:~:text=%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%9C%81%E3%81%8C%E5%85%AC%E8%A1%A8,%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%B8%82%E5%A0%B4%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%8C%E7%B8%AE%E5%B0%8F%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6,%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%8C%E6%8C%99%E3%81%92%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82(参照:2025-05-23)
任天堂 ゲーム専用機販売実績
https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/hard_soft/index.html(参照:2025-05-23)
経済産業省 ゲーム産業は依然高水準!
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20231006hitokoto.html(参照:2025-05-23)

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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり

あかぐり

クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。

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