「仕事よりも家庭が大事だ。1分1秒でも早く帰りたいんだよ」と言った部長【雑談】

「仕事よりも家庭が大事だ。1分1秒でも早く帰りたいんだよ」と言った部長【雑談】
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「仕事よりも家庭が大事だ。1分1秒でも早く帰りたいんだよ」と言った部長

タイトルの通りなのですが、職場の部長が

「仕事よりも家庭が大事だ。家庭のために仕事をしょうがなくしている。1分1秒でもいいから早く帰りたいんだよ。誰か自分の代わりに海外出張行ってくれないか」

と言っていました。その一方で

「なんで自分の部署には”これ、自分がやりましょうか”と進んでやってくれる部下がいないんだ」

と嘆いていました。


部署の成長度合いはリーダーで決まる

「1分1秒でもいいから早く帰りたい」

入社2ヶ月の新入社員から同じ発言を聞いたことがありますが、社歴十数年の部長も言い出すことには寒気がしました。

率直に言って、そんな発言する部長のもとで働きたい人間なんていません。

部長の家庭のために利用されるだけだと、誰しもが思うからです。

それよりも「会社や部下のために、部長の自分が何ができるだろうか」と思ってくれる人間のために働きたいと思う人間の方が多いはず。

自分のことしか考えられず、部下を顧みない管理職は撲滅してほしいと願うばかりです。


家庭のことを考えるのが悪いわけではない

ここで伝えたいのは「管理職は家庭を捨てろ」ということではないのです。

「自分を優先し、明らかに部下など他者を蔑ろにすることを平気で行う」ことが問題なのです。

部下からしたら「権限を持っている部長なら、家庭も部下も大切にできる仕組みを作ればいいだろう。それをやらずに部下に押し付け文句を言っているなんて、怠惰もいいところだ」となるはず。

そもそもそんな思想を持っている人間が管理職を引き受けるなよ、こんな人間を管理職にした人間の任命責任は、と政治の世界では選挙などで全力で制裁を加えて退場、となるのでしょうが、企業では必ずしもそうなるとは限りません。

一方で「そんな都合のいい仕組みできるわけないだろう!」と怒る管理職の声も聞こえてきそうです。企業によって、管理職といえどもできることがものすごく限られているところもあるでしょう。「管理職は自分を犠牲にしろってか?」とヤケを起こしてしまいそうです。

ですが、過去にも伝えた通り自分だけがお得はえてして高くつきます。マトモな人間からどんどん離れていきます。これは、管理職も部下も当てはまるお話です。

ここでは、誰が悪いということを判断するのではなく、考え方を考えた方が建設的です。


自分が望んで引き受けたい役割は何?

前提条件として、仕事は自分一人ではできません。他者を蔑ろにするのはもってのほかです。

それに加えて、企業は60歳を超えた従業員が就労を希望する場合、65歳まで働けるよう雇用機会を提供する義務があります。

もう誰も彼もを管理職にすることはできません。

現在、部長がやれるという発言は「個人の成果にも目を配り、成果を出せるようにアドバイスができ、社員の育成・就労管理もできて必要であれば個別面談にも対応でき、経営における組織目標もクリアできます。もちろん、パワハラ・セクハラ含めたコンプライアンス遵守もバッチリです!」という公言に他ならないのです。

「そんな貧乏くじなんて引きたくないね」という若手の声もわかるし、「上が多すぎ、このまま一生ヒラで働き続けろってか?」という入社歴中堅の声もわかる、「目標にしていたポストがなくなった」と嘆く熟年層の声もありそうです。

このように書いていると絶望しかないように感じますが、凄まじいAIの普及によりAIが管理職を担ってくれる日も近いかもしれません。

その際、実務的には問題ないかもしれませんが「AIに従っている人間は負け」「出世できない人間は負け」「給料だけ欲しい、早く帰りたい」のような感情的な問題を仕組みで解決しなければ、人間が幸せに生き続けるのは難しいのではと感じます。

件の部長についていえば、本来の中身である「協力して経営目標を達成」「責任を負う」という考えが蔑ろにされている以上、「本当に出世したかったの?(あなたに出世は相応しいの?)」という問いは避けて通れないでしょう。

本当に欲しいものは何?給料、権力、ドヤれるための肩書き?それはあなたが出世しなければ得られないものですか?

他人から与えられるものに固執するより、本当に自分が望んで引き受けたい役割は何か、その役割を果たすことで変われる、自立できる、幸せに生きれる、それが本当の「受け身にならず自分の人生に責任を持ち、主体的に自己決定できる生き方」であると考えます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり

あかぐり

クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。

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