
あなたが怒る時、どんな時ですか
仕事で手を抜いている人を見ると腹が立ちます
例えば、お客さんが呼んでいるのに、すぐに行かない。
「ちょっと手伝って欲しいのですが」といった同僚のお願いを無視する。
ゴミがあっても拾わない、もっと悪い時は、ポイ捨てする。
そんな人を見て、「なんて人だろう!」と怒りをもったことはありませんか。
こんなことが許されるのであれば、真面目に働いている人が可哀想です。
ですが、上司も見て見ぬふりをしたら、罷り通ることもあります。そんなのは良くないのですが。
配慮をしない人を見ると腹が立ちます
例えば、点字ブロックの上に自転車を駐車している人を見た場合。
「目の不自由な人が困るでしょう」と自転車を退けるあなた。立派です。素晴らしい。
また例えば、混雑している電車で足を組んで座っている人を見た時。
「混雑しているんだから、足は組まずに座ってほしい」と思うあなた。周りに配慮されています。素晴らしいです。
横断歩道を渡りたい歩行者がいるのに止まらない車。あるいは横断歩道に突っ込んでくる車。
「横断歩道に人がいるから止まろう」と言って横断者のために車を止めるあなた。素晴らしいです。
これらは、あなたにとっては当たり前の配慮なんですよね。ですが、周りの人はその配慮をしない。
怒りが湧くこともあるでしょう。
怒りが湧く時、あなたは不満がある時

「自分は配慮しているのに、なんで他の人間は配慮しないんだ!」という不満
あなたが怒りを持つ時、不満があるはずです。
前述した例であれば、「なんで自分は配慮しているのに、周りの人間は配慮しないんだよ!」という不満です。
そして「配慮しない人間が許されている(というか、お咎めがない)」現実。
「真面目にやっているのが損じゃん!」と思ってしまうこともあるでしょう。
実際、損はしていないと思います。見る人は見ていますし、点字ブロックから自転車を退けたあなたや横断者のために車を止めたあなたは、他人から信頼される人望を持つことができます。
この不満、難しいのが「大抵、お咎めがない」のと、「大多数が”そんなことの何が問題なのだ”と言ってしまうと、その程度にしか扱われない」という点です。
全人類が「同じ配慮」ができれば不満はないはず
全人類が同じ価値観で、周りの人にあなたと同じだけ配慮ができれば、あなたの不満は解消されます。
ですが、あなたは「配慮しても特に褒められることなんてない」「配慮しない人にお咎めもない」「さらには、”そんなことの何が問題なのだ”という人が大多数だと問題にすらならない」という点に困ってらっしゃるのではないでしょうか。
ニュースになっていた日本郵政の懲罰自転車の件。このサイトでは複数回例に挙げています。
引用:NHK “懲罰自転車” 日本郵便 社員に広く聞き取りせずに結論づけバイクで配達中に物損事故を起こした日本郵便で働く男性が自転車での配達を命じられた問題で、“懲罰自転車”とも呼ばれているこうした命令について、社内から「やめるべきだ」という声が寄せられたことから日本郵便が昨年度、実態把握を行いましたが、各支社の担当者への確認にとどまり、広く社員への聞き取りを行わないまま、「懲罰的な業務指示は確認できなかった」と結論づけていたことが会社への取材でわかりました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014952961000(2025-10-25)
上記のニュースを例に挙げると、「それは不適切だからやめた方がよいのでは」と言ったところで不適切と考えていない人には「何が問題なんだ、全く懲罰ではないだろう!」となるので、話が通じません。
そして「問題ではない」という考え方の意見が多かったりすると、それは「問題ではない」となってしまうのです。「問題ではない」という認識が正しくないにも関わらず、です。
怒りはあなたの心のメッセージ

幸せだったらそんなに怒りんぼのあなたにならないはず
「周りの人間の配慮が足りない!」と怒るのはごもっともです。
点字ブロックの上には自転車を止めない方がもちろんよいですし、横断者がいたら車は止まるのがよいです。
一方で、あなたの心身にも目を向けて欲しいと筆者は考えます。
怒りでいっぱいになっているあなた、何か気になっていることがあるのではないですか。
時々怒るくらいだったら、何も問題もないと思います。ですが、24時間怒りが収まらないなどあったら、ちょっと考える必要があると思います。
経済状況が良くて、人間関係も良好、幸せいっぱいのあなただったら、四六時中怒っているということはないように思います。
怒りは心身からのメッセージ
ですから、少しでよいので自分を振り返って欲しいのです。
我慢のしすぎ、気の遣いすぎ、実は人間関係で悩みが、などなど。
我慢には限界があります。心身のダメージが深くなる前に行動をして欲しいのです。
あなたが幸せになるために

倫理観が欠けている職場は転職の検討を(不正やパワハラなど)
「おかしい」と感じることが常態化している職場に、あなたが合わせ続ける必要はありません。
不正行為やパワハラを見て見ぬふりする環境では、誠実に働く人ほど心をすり減らします。倫理観が欠けた組織は、長く勤めても成長よりも「我慢」を求める傾向があります。
あなたのまっすぐな価値観を守るためには、転職という選択肢も立派な行動です。今の職場があなたを大切にしていないなら、あなた自身が自分を大切にしてあげてください。
誠実に働ける場所は、必ず存在します。無理に順応しようとせず、「離れる勇気」も時には必要です。
価値観があまりにも違う人間関係はお別れの検討を
人間関係には「合う・合わない」があります。どんなに努力しても、価値観が大きく違う人とは分かり合えないことがあります。
相手に合わせすぎて疲れたり、自分を否定され続けたりする関係は、あなたの心を削ります。無理して関わり続けるよりも、「距離を置く」「関係を手放す」という選択が、結果的に心の平和を守ることもあります。すべての人に好かれる必要はありません。
あなたを理解してくれる人、支えてくれる人に目を向けましょう。大切なのは、相手を変えることではなく、自分の幸せを選ぶことです。
辛くて辛くて苦しい場合は、専門機関へ助けを求めよう
「もう無理かもしれない」と思うほどの辛さは、あなたが弱いからではありません。頑張り続けてきた心と体が、限界のサインを出しているのです。
そんな時は一人で抱え込まず、心療内科・カウンセラー・地域の相談窓口など、専門家に助けを求めてください。話を聞いてもらうだけで、少しずつ気持ちが整理されることもあります。
あなたが感じている痛みを、きちんと理解してくれる人は必ずいます。助けを求めることは「逃げ」ではなく、「自分を守る勇気ある行動」です。どうか、あなたの心が壊れてしまう前に、SOSを出してください。
まとめ:ちょっと勇気がいるけれど
環境を変えること、誰かに相談すること――それは簡単なことではありません。
でも、「このままでは苦しい」と感じたあなたの直感は、とても大切なサインです。
少しの勇気を出して一歩踏み出せば、見える景色が変わっていきます。
転職も、カウンセリングも、「逃げ」ではなく「自分を守る力強い選択」です。
無理を続けるより、自分の笑顔を取り戻すほうがずっと価値があります。
あなたの人生は、誰のものでもなく、あなた自身のものです。
どうか、自分を大切にする勇気を忘れずに。その一歩が、これからのあなたをやさしく支えてくれます。
<悩んでいる方に向けた相談窓口>
厚生労働省 まもろうよ こころ
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。
 
  
  
  
  
  
  
 


