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クレジットカードの限度額が突然下がった!原因と対策

クレジットカードの限度額が下がった時は カード初心者
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「昨日まで普通に使えていたのに、急にクレジットカードの限度額が下がってしまった……」

こんな経験はありませんか?

「もしかして、支払いの遅延があった?」「カード会社に嫌われた?」と不安になるかもしれません。

クレジットカードの限度額が突然下がるのには、明確な理由があります。

この記事では、その原因と対策を解説し、将来下がらないための予防策をお伝えします!

前提条件:クレジットカードの限度額はどうやって決まるのか

クレジットカードを申し込むと、「限度額(利用可能枠)」が設定されます。これは、カード会社がユーザーの支払い能力を判断し、設定する金額ですが、法律(割賦販売法・貸金業法) に基づいて決められています。

1. クレジットカードの限度額とは?

クレジットカードの「限度額(利用可能枠)」とは、カードを使って支払える上限金額のことです。

限度額には、次の2種類があります。

  • ショッピング枠(商品やサービスの支払いに使える)
  • キャッシング枠(ATMなどで現金を引き出せる)

カード会社は、これらの限度額を 利用者の収入や信用情報をもとに設定 しています。

2. クレジットカードの限度額を決める2つの法律

クレジットカードの限度額は、以下の2つの法律に基づいて決められます。

割賦販売法(ショッピング枠) ・貸金業法(キャッシング枠)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3. 割賦販売法:ショッピング枠の決定基準

割賦販売法 は、クレジットカードを使って分割払いやリボ払いをする場合に適用される法律です。

この法律では、ショッピング枠の限度額は 「支払可能見込額」の範囲内 で決められます。

支払可能見込額とは?

支払可能見込額とは、以下の計算式で求められる金額のことです。

支払可能見込額 = 年収 - 年間請求予定額 - 生活維持費

・年収 : 年収(年金・不動産等で得た収入などを含む)
・年間請求予定額 : 今後1年間に支払い予定のある割賦(クレジット)金額
・生活維持費 : 経済産業省令で定められた金額(住宅ローンの有無、生計を一緒にする人数などで金額が決まっています)

ポイント
・1回払いは対象外(分割払い・リボ払いのみ適用)
・限度額の決定には、カード会社が個別審査を行う

4. 貸金業法:キャッシング枠の決定基準

貸金業法 は、クレジットカードの キャッシング枠に関する法律です。

この法律では、 「総量規制」 によって貸付上限が決められています。

総量規制とは?

「総量規制」とは、借りすぎを防ぐために 年収の3分の1を超える貸付を禁止するルール です。

例えば、年収300万円の人の場合、

➡ キャッシング枠の上限 = 300万円 ÷ 3 = 100万円

つまり、どんなに信用があっても キャッシング枠は年収の1/3を超えない というルールです。

ポイント
・住宅ローン・自動車ローンは総量規制の対象外
→住宅と自動車を買う場合は年収の3分の1以上の借入ができます
・ショッピング枠は総量規制の対象外
・複数のカードのキャッシング枠は合算して計算される

クレジットカードの限度額が下がる主な原因

前述した通り、クレジットカード会社は割賦販売法に基づいて年収・利用状況などに応じた「支払可能見込額」の調査と「ショッピングご利用可能枠」の設定を定期的に行っています。

その結果に応じて限度額を変更することがあります。

1)支払いの遅延や延滞があった

支払い遅延があると、信用スコアが下がるため、限度額が引き下げられる可能性があります。

2)クレヒス(信用情報)に問題がある

他のクレジットカードやローンで延滞や多重債務の履歴があると、カード会社はリスクと判断し、限度額を下げることがあります。

3)カードで換金性の高いものを大量に買う

ギフト券、商品券、遊園地のチケットなどをクレジットカードで買う機会もあると思います。

必要な分だけ購入するのであればまだ大丈夫ですが、大量に購入すると「クレジットカードの現金化」が疑われるためNGです。

ギフト券、商品券などは、金券ショップなどの買取業者に買い取ってもらうことができます。

買ったときと同額とはいきませんが、買い取ってもらえれば手元には現金が入ってきます。

これがクレジットカードの現金化です。クレジットカードのショッピング枠を間接的に現金化している行為です。

クレジットカードの現金化は、カード会社の規約で禁止されています。

規約違反ですので、クレジットカードの利用停止や強制解約、会員資格の取消などの措置が取られます。

今後のカード作成審査にも影響があります。

4)年収や勤務状況が変わった

カード会社は、契約時の年収や勤務先情報をもとに限度額を決めています。

転職や収入の減少があると、審査の結果、限度額が下がることも。

限度額を元に戻すための対策

限度額を戻すには、以下のような行動をとることが重要です。

1. カード会社に問い合わせる

念の為、限度額が引き下げられたのが事実か確認しましょう。

限度額が引き下げられた場合、カード会社が引き下げ理由の回答をしないこともあります。

カード会社に連絡し「なぜ限度額が下がったのか?」を聞く場合は、できたらいいな、ぐらいに思ってください。

2. クレヒス(信用情報)を改善する

信用情報に傷がある場合は、支払いの遅延をしないよう注意し、1年ほど問題なく使い続けることで信用を回復できます。

3. 他のクレジットカードを利用する

限度額が下がってしまった場合は、他のカードを活用して支払いを分散するのも一つの方法です。

4. 新しいカードを作る

どうしても限度額が元に戻らない場合は、新しいクレジットカードを申し込んで利用可能枠を増やすのも手です。

ただし、短期間に何枚も申し込むと審査に落ちやすくなるため、慎重に。

限度額が下がらないようにするには?(予防策)

限度額が突然下がるのを防ぐためには、日頃のクレジットカードの使い方が重要です。

1. 支払い遅延をしない

支払いの遅延は信用スコアに大きく影響するため、引き落とし口座の残高は常に確認しておきましょう。

賢い買い物をする(不要な買い物は避ける)ことも大切ですよ。

2. クレヒスを意識する

少額でもいいので、毎月継続的にクレジットカードを利用し、しっかりと返済することで、信用スコアを上げることができます。

3. 不自然な使い方をしない

大量の商品券購入や突然高額な決済をすると、不正利用と疑われて限度額が下がる可能性があります。

4. 定期的にカードの見直しをする

年収や利用状況に応じて、適切な限度額のカードを選ぶことも大切です。

代替手段の検討をする

QRコード決済やデビットカード、プリペイドカードなどクレジットカード以外にも決済手段があります。

クレジットカードの限度額が下がり、決済手段に困っている場合は以下の記事をご参考ください。

決済の幅が広がりますよ!

まとめ

・クレジットカードの限度額が突然下がるのには、遅延・信用情報・利用状況などの理由がある

・まずはカード会社に問い合わせて事実かどうかを確認することが大切

信用情報を改善し、支払いを適切に行えば、限度額を元に戻せる可能性がある

日頃からクレジットカードを適切に使い、信用スコアを維持することで、限度額の引き下げを防ぐ

突然の限度額引き下げは不安になりますが、原因を理解し、適切な対策を積み重ねることが大切になります。

ぜひ、この記事を参考にして、今後のクレジットカードの管理に役立ててくださいね!

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