
暑い・・・暑すぎる。
そんな思いを持っている人が大半なのではないでしょうか。そんな時に注意したいのが虫のトラブルです。
夏は虫たちが活発に活動する季節。蚊やハチ、アブ、マダニなどは、刺されると強いかゆみや痛みだけでなく、感染症やアレルギー反応の原因になることがあります。
ときには命に関わることもあるため、予防と応急処置の知識を持っておくことが大切です。
虫刺され予防の基本ポイント

虫刺されを防ぐためには、まず肌の露出をできるだけ減らすことが大切です。外出時は長袖シャツ・長ズボン・帽子を着用し、首元や手首・足首なども布で覆うと効果的です。
虫よけ剤の活用も欠かせません。DEET(ディート)やイカリジンが配合されたスプレーやクリームは、蚊などの予防に効果的です。使用する際は、記載されている取扱説明をよく読みましょう。成分によっては、12歳未満は顔に使用できないものもあります。
野外活動時は、服の上からスプレーするのもおすすめです。日焼け止めクリームを併用する場合は、日焼け止めクリームを塗った後にスプレーしましょう。
服の色選びもポイントです。黒や紺などの濃い色はハチやアブを引き寄せやすく、白や淡い色は寄りつきにくい傾向があります。
香りの強い製品は避けましょう。香水や甘い香りの柔軟剤、整髪料などは一部の虫を引き寄せることがあります。
時間帯にも注意が必要です。蚊は夕方から夜、ブヨは朝や夕方に活動が活発になります。こうした時間帯の外出はできるだけ避け、やむを得ず外出する場合は予防対策を強化しましょう。
環境整備も有効です。家の周りの草むらを刈る、植木鉢の水たまりをなくす、雨どいの詰まりを解消するなどして、虫の発生源を減らします。
屋内では侵入防止策を。網戸は破れや隙間がないか確認し、玄関ドアや窓の開け放しは控えましょう。必要に応じて虫よけネットやカーテンを設置します。
野外活動時の立ち位置にも注意してください。草むらや川辺、林道は虫が多く潜んでいるため、できるだけ避けることが予防につながります。
特に注意したい虫

スズメバチ
攻撃性が非常に高く、巣に近づくと集団で襲ってくる危険があります。刺されると強い痛みや腫れを伴い、アナフィラキシー反応を起こすこともあります。見かけても刺激せず、ゆっくりその場を離れましょう。
アシナガバチ
スズメバチより攻撃性はやや低いものの、巣を守るために刺すことがあります。刺されると激しい痛みがあり、アレルギー反応のリスクもあります。
蚊
刺されるとかゆみだけでなく、日本脳炎やデング熱などの感染症を媒介する可能性があります。夏から秋にかけて活動が活発になります。
ブヨ(ブユ)
山間部や川辺に多く、刺されると強いかゆみや腫れが数日〜1週間以上続きます。場合によっては化膿することもあります。
マダニ
草むらや山道に潜み、吸血によってSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの重篤な感染症を媒介します。肌を露出して草むらに入らないようにしましょう。
ノミ
ペットや野生動物から移ることが多く、かゆみや湿疹の原因になります。発疹が広がることもあるため、ペットの定期的なケアも重要です。
アブ
主に日中に活動し、鋭い口で皮膚を切って吸血します。噛まれると強い痛みと腫れが出ることがあります。
ケムシ(毛虫)
触れると皮膚炎を起こし、発疹や強いかゆみが出ます。毛が風で飛んで皮膚に付着することでも症状が出る場合があります。
ハチに刺されたときの対応
その場からすぐに離れる
ハチはフェロモンで仲間を呼ぶため、刺された場所に留まると再び襲われる危険があります。声を出さずに、静かに後退りをしてその場を離れましょう。
針が残っている場合は取り除く
ミツバチなどは針が皮膚に残ることがあります。刺された患部をよく見て、針が残っている場合はピンセットや爪の側面でそっとかき出すようにして取りましょう。
流水で洗い流す
患部を流水でよく洗い、毒の成分をできるだけ取り除きます。
患部を冷やす
保冷剤や冷たいタオルで患部を冷やし、痛みや腫れを抑えます。
ステロイド外用薬を使う
ステロイド外用薬を塗ることで、かゆみや腫れを軽減できます。
体調の変化を注意深く観察する
刺されてから15分以内に、全身のかゆみ・じんましん・息苦しさ・吐き気などが出た場合はアナフィラキシーの可能性があります。
引用:NHK きょうの健康 夏に注意!皮膚トラブル 「虫刺され」ハチに一度でも刺されると、その毒に対する抗体ができ、体質によっては、次に刺されたときに激しいアレルギー反応を起こすことがあります。特に注意が必要なのは「アナフィラキシー反応」です。免疫反応が過剰に起こって、全身にじんましんが出たり、呼吸がぜーぜーして息苦しくなったり、気分が悪くなるなどの全身症状が起こります。
アナフィラキシー反応は、同じグループのハチに2回以上、刺された場合に起こります。ただし、刺されてから10年ほど経過すると、抗体の量が減ってアレルギー症状が出づらくなるため、1回刺されてから1、2年以内に再び刺されると、アナフィラキシーの起こるリスクが非常に高いとされています。
https://www.nhk.jp/p/kyonokenko/ts/83KL2X1J32/episode/te/JV6GRJQ7NW/(参照:2025-08-05)
全身症状が出た場合はためらわずに119番し、速やかに医療機関を受診してください。
まとめ
夏の虫刺されは軽く見られがちですが、時には命に関わることもあります。
外出時には予防対策を怠らず、万一刺された場合には迅速に対応することが重要です。正しい知識と備えで、安心して夏を過ごしましょう。
<記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
NHK きょうの健康 夏に注意!皮膚トラブル 「虫刺され」
https://www.nhk.jp/p/kyonokenko/ts/83KL2X1J32/episode/te/JV6GRJQ7NW/(参照:2025-08-05)
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。