
青森県東方沖地震で被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
1週間、後発地震に注意するように警戒し続ける日々は緊張の連続で、本当に、心を擦り減らす期間だったと思います。
注意情報が終了した後も、地震の備えを徹底することは変わりありません。
そして、その備えは日本に住んでいる人全員がすべきことです。
今回は、災害に備えて備蓄をしなければならない、家具の固定をしなきゃ!と考えている方に向けた自治体の補助金をご紹介。
備蓄だってお金がかかります。でも補助金を使えば、それを和らげることができるかも。この情報が、あなたのお役に立ちますように。
自治体によっては、家庭で実施する防災に補助金を出している

自治体によっては、家庭で行う防災対策に対して補助金や助成制度を設けています。
対象になるのは、非常用トイレや備蓄用の水・食料、防災ラジオ、さらには家具固定のための設備費用などです。
防災対策を「自己責任」にせず、地域全体で支える目的があります。
制度の内容や金額は自治体ごとに大きく異なり、申請期限や事前申請が必要なケースもあるため注意が必要です。
一度、お住まいの自治体の公式サイトを確認してみる価値は十分にあります。
防災は労力と費用がかかるものです。ぜひ、こういった制度を活用してくださいね。
千葉県の事例:家具転倒防止対策支援事業
家具の転倒防止のために、家具等の転倒または落下を防止するために有効な器具及びガラスの飛散を防止するために有効なフィルム等に対して補助金を出しています。
これは自治体の支援になるので、それぞれの市区町村によって条件や金額が異なります。
例えば市川市の場合:
【対象者】
(1)65歳以上の高齢者で構成された市民税非課税世帯
(2)身体障害者(1~2級)及び知的障害者・精神障害者(1級)で構成された市民税非課税世帯
(3)(1)(2)で構成された世帯
※18才以下の市民税非課税者が含まれる場合も対象となる
【支援内容】
(1)金額上限1万円
(転居や建て替えをした場合を除き、1世帯1回限り)
(2)補助対象
<家具>
・タンス・食器棚
・本棚・その他これらに類する床置型の家具
・テレビ・冷蔵庫
・吊り下げ型の照明器具
<転倒防止器具類>
・家具の転倒を防止するために必要な器具
・ガラスの飛散を防止するために有効なフィルム
もっと詳しく知りたい方は、家具転倒防止対策支援事業一覧をリンクよりご覧ください。
遊佐町の事例:防災備蓄品購入支援事業補助金
遊佐町では、食料やラジオなどの防災備蓄品に対して補助金を出しています。
【対象者】
・申請者は町の住民基本台帳に登録されている世帯の世帯主に限る。
・世帯主及びその同一世帯に属する者全員が税等(国民健康保険税を含む)の滞納がないこと。
・暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者でないこと。
・交付申請年度の3月末日までに必要書類を添えて実績報告書を提出することができること。
【支援内容】
防災ヘルメット、備蓄食料(保存年限 3 年以上のものに限る)、懐中電灯、防災ラジオ、非常用トイレ、非常用発電機、ポータブル電源等、個人の防災備蓄品(衣類を除く)
防災備蓄品の購入に要した経費(20,000円以上、上限60,000円)の2分の1とし補助金の上限金額は30,000円(千円未満の端数は切り捨て)
補助金の申請は、1会計年度につき1世帯1回まで。
詳細は以下のリンクから公式サイトをご覧ください。
やっておくと安心 自宅の防災

災害時は物流がストップするため、必要な物資が手に入らなくなることもあります。
そのために、最低限の備蓄はご自身で用意しておくことをおすすめします。
水や食料の備蓄
災害時、最初に困るのが水と食料の確保です。
ライフラインが止まると、買い物に行くことも難しくなります。最低でも「3日分」、できれば「7日分」を目安に備えましょう。
水は1人1日3リットルが基本とされています。食料は、火を使わずに食べられるものが安心です。
非常食は特別なものだけでなく、普段食べ慣れたものも◎。ローリングストックで無理なく管理できます。
「あるだけで安心感が違う」のが備蓄の大きなメリットです。
家具の転倒防止、ガラス飛散防止フィルムの設置
地震によるケガの多くは、家具の転倒やガラス破損が原因です。
特に寝室や子ども部屋は最優先で対策したい場所です。家具はL字金具や突っ張り棒で固定しましょう。
背の高い家具ほど、転倒リスクが高くなります。
窓や食器棚には飛散防止フィルムを貼ると安心です。割れても破片が飛び散りにくくなります。
比較的安価で、DIYでも設置しやすい対策です。
非常用トイレの用意
断水時、最も深刻になるのがトイレの問題です。トイレって、安心してしたいものの一つですよね。
水が流せない状況では通常のトイレは使えませんし、かといって我慢をしてはいけません。
我慢は体調悪化や感染症の原因になります。
非常用トイレがあれば、衛生を保ちやすくなります。凝固剤と防臭袋がセットになったタイプが便利です。
人数×日数分を計算して準備しましょう。使用後の処理方法も事前に確認しておくことが大切です。
「用意しておいて本当によかった」と感じやすい備えの一つです。
トイレって、プライバシーがとても大切になるものの一つです。他人に見られたくないものですから。
でも、災害時ってなかなかプライバシーまで心が行き届きにくいんですよね。みんな困っていますし、誰しも心に余裕がありません。
簡易トイレには、こういった目隠しができるテントもあります。個人の尊厳を守る意味で、とても大切であると私は考えています。
安心して、自分の心身を守る方法のひとつです。よかったら、覗いてみてくださいね。
寒い季節の備え あったかグッズ

災害時の寒さ対策が必須
寒い季節の災害では、「寒さ」が命に直結するリスクになります。
停電や断水が起きると、暖房器具が使えなくなる可能性があります。
体が冷えると、体力や免疫力が一気に低下し、特に高齢者や子どもは、低体温症の危険が高まります。
夜間や早朝の避難では、想像以上に冷え込みます。寒さはストレスを増やし、判断力も鈍らせてしまいます。
水や食料と同じくらい、防寒の備えが重要です。
使い捨てホッカイロが便利
使い捨てホッカイロは、電気がなくても使える優秀アイテムです。
軽くてかさばらず、非常用バッグに入れやすいのも魅力です。
太い血管がある首・お腹・腰などを温めると、とっても効果的。貼るタイプと貼らないタイプを両方用意すると便利です。
避難所でも周囲に迷惑をかけずに使え、手足の冷え対策にも効果的です。
使用期限があるため、定期的なチェックを忘れずに。「一つあるだけで安心感が違う」防寒グッズです。
防寒着も用意すると安心
防寒着は「着るだけ」で体温低下を防げる心強い備えです。厚手の上着やダウン、フリースなどがおすすめです。
手袋・ニット帽・ネックウォーマーも忘れずに。
首・手首・足首を温めると、全身が冷えにくくなります。避難時は重ね着できる服装が理想です。
就寝時に使えるよう、軽い防寒具もあると安心です。
普段使いの服を防災用に兼用しても問題ありません。「着られる防災」は、すぐに実行できる対策です。
まとめ
真面目に備蓄や災害時の備えをするのは、労力がかかるものです。
お金や時間もそうですし、備蓄をしておくスペースも確保しなければなりません。
なんだか部屋が狭くなってきちゃったぞ・・・となっている私の自宅。
ですが、自治体の補助金などの施策を見ていると、命を失わないために必要なことなのだなと感じます。
大切なことだからこそ、自治体は補助金を出しているのです。
この補助金を活用し、一人でも多くの方が被害を最小限に食い止められることを願ってやみません。
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Wrote this articleこの記事を書いた人
あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。






