
厚生労働省によれば、2025年7月下旬から8月上旬にかけて、新型コロナウイルスの「定点当たり報告数」が8週連続で増加しており、医療機関1施設あたり6.13人まで上昇しています(2025年8月18日時点)。
基本の感染対策は季節関係なし
コロナウイルスは、すでに「5類感染症」に移行しました。
しかし、高熱や喉の痛み、強い倦怠感などの症状が出れば、日常生活に大きな支障をきたすことに変わりはありません。
つまり、重症化リスクが下がったといっても、感染しないことが心身に最も良い(負荷がない)のです。
そのためには、まず手洗いの徹底が基本です。外出先から帰ったときや食事前後は必ず石けんで丁寧に洗いましょう。
手指消毒用のアルコールを併用すると、さらに効果的です。
また、マスクの着用や咳エチケットの実践も重要です。特に人が多く集まる場面や体調がすぐれないときは、周囲への配慮として欠かせません。
さらに、室内ではこまめな換気を心がけましょう。窓を開けて5〜10分程度空気を入れ替えるだけでも、感染リスクを下げられます。
これらの基本的な対策は、季節を問わず常に意識しておく必要があります。夏は冷房中でも換気を忘れがちですし、冬は乾燥でウイルスが活発になります。
少し大変かもしれませんが、油断せず日常的に感染対策を取り入れることで、自分や大切な人を守ることにつながります。
夏ならではの対策ポイント
夏の猛暑の中でも、コロナウイルスの感染はじわじわと広がる可能性があります。
特に冷房を多用する季節だからこそ、夏特有の対策を意識することが大切です。
まず大切なのは冷房中の換気です。
エアコンを使うと窓を閉め切りがちですが、それではウイルスがこもってしまいます。窓を5〜10分程度、こまめに開けて換気を行いましょう。
次に空調設備の清掃です。
エアコンフィルターやダクトにほこりが溜まると、汚れとともにウイルスや菌も室内に再循環する恐れがあります。定期的にフィルターを水洗いし、業者によるダクト清掃も検討しましょう。
さらに湿度管理も重要です。
湿度が低いとウイルスは空気中で長く残存しやすくなります。室内は40〜60%の湿度を目安に、加湿器や濡れタオルを活用して調整しましょう。
そして忘れてはいけないのが熱中症との両立です。
屋外で人との距離が十分にとれるときは、マスクを外して安全に呼吸を整えましょう。また、こまめな水分補給は熱中症予防にも直結します。
夜の睡眠環境も大切です。
寝苦しい夜は体力を奪い、免疫力低下につながります。
冷房は「室温28℃設定+タイマー使用」などで適切に調整し、快適に眠れる環境を整えましょう。
夏場のコロナ対策は「感染防止」と「暑さ対策」の両立が鍵です。
工夫を重ねて、この季節を安全かつ健康的に過ごしましょう。
感染が疑われたら
発熱や咳、倦怠感などの症状が出たとき、まず大切なのは慌てずに行動することです。
直接医療機関へ行くのではなく、電話で相談し、指示を受けてから受診するのが基本です。
これは院内感染を防ぐためにも重要なステップです。
家庭内ではしっかりと隔離を行いましょう。
可能であれば個室で過ごし、食事や就寝も別にすることが望まれます。
トイレや浴室などの共用部分を使う場合は、使用後にアルコールや次亜塩素酸で消毒を徹底してください。
また、マスクの着用やこまめな換気も家庭内感染を防ぐためのポイントです。
タオルや食器などを共有しないことも忘れずに。
特に注意したいのは、高齢者や基礎疾患を持つ家族がいる場合です。
これらの方々は重症化リスクが高いため、より一層の感染対策が必要です。
体調が急激に悪化したり、呼吸が苦しくなるなどの症状があれば、迷わず医療機関や保健所へ連絡しましょう。
「早めの相談・隔離・消毒」が家庭と地域を守る第一歩になります。
万が一に備えて備蓄も視野に
コロナに感染すると、高熱や強い倦怠感で外出が難しくなる可能性があります。
そんな時に備えて、あらかじめ家庭で備蓄を整えておくことが安心につながります。
まずは数日分の食料を用意しましょう。レトルト食品や缶詰、冷凍食品など、調理の手間が少なく長期保存できるものが便利です。
また、症状によって食欲が落ちることもあるため、ゼリー飲料やおかゆなど、体に優しい食品も備えておくと安心です。
脱水を防ぐためには経口補水液や飲みやすい飲料が必須です。特に発熱時や下痢を伴う場合には重要です。
さらに、感染拡大を防ぐためのマスク、体調の変化を確認するための体温計も持っておきましょう。
持病がある方は常用薬のストックを必ず確保しましょう。服薬が途切れると症状が悪化する恐れがあります。
また、トイレットペーパーやティッシュなどの日用品も切らさないようにしておきましょう(トイレットペーパーがなくなると一番困るかも・・・)。
これらを普段から整えておけば、万が一感染しても慌てず自宅療養に専念できます。
まとめ
猛暑と感染症は、互いに体への負担を大きくしてしまう「ダブルリスク」です。基本的な感染対策を続けながら、夏ならではの注意点に気を配ることが、健康的に夏を乗り切る鍵です。
皆さんが安心して夏を過ごせるように、是非この記事が役立てば嬉しいです。
<記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html(参照:2025-08-18)
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。