
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんです。主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染で、このウイルスは主に性行為を通じて感染します。
引用:厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症とはヒトパピローマウイルス感染症とは
病気の概要ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/hpv/index.html(参照:2025-06-09)
日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、その多くは若い女性にも発症するため、予防が非常に重要とされています。
引用:厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症とはヒトパピローマウイルス感染症にかかった場合
ヒトパピローマウイルスに感染すると、ウイルスが自然に排除されることが多いですが、そのままとどまることもあります。長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生すると考えられています。
子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療は難しいとされています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/hpv/index.html(参照:2025-06-09)
子宮頸がんの現状
引用:厚生労働省 HPVワクチンについて知ってください ~あなたと関係のある“がん”があります~詳細版子宮頸がんの現状
子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。子宮頸がんは、若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。
日本では毎年、約1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約3,000人の女性が亡くなっています。
患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf(参照:2025-06-09)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf(参照:2025-06-09)
子宮頸がんワクチンの役割と効果
子宮頸がんワクチンは、HPVの感染を防ぐことで子宮頸がんの発症リスクを大幅に減らします。
ワクチン接種により、感染しやすい型のHPVから身体を守り、がんの発生を予防することができます。特に若いうちに接種することで、より高い効果が期待できます。
引用:厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~ワクチン接種の効果
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類(※)あります。(※)令和5(2023)年4月から、シルガード9も定期接種の対象として、公費で受けられるようになりました。シルガード9についての詳細は、「9価HPVワクチン(シルガード9)について」をご覧ください。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html(参照:2025-06-09)
引用:厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html(参照:2025-06-09)

https://www.vaccine.metro.tokyo.lg.jp/topics2.html(参照:2025-06-09)
ワクチンの接種スケジュール

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901219.pdf(参照:2025-06-09)
引用:厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~標準的なワクチン接種スケジュール
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html(参照:2025-06-09)
公費接種制度について
日本では、一定の年齢に該当する女性に対して子宮頸がんワクチンの公費接種が行われています。これにより、対象年齢の女性は無料で接種を受けることが可能です。

https://www.vaccine.metro.tokyo.lg.jp/#sec6(参照:2025-06-09)
まだ接種を受けていない方もキャッチアップ摂取により無料で接種ができる可能性があります(平成9年〜19年生まれの女性の方対象)。

https://www.vaccine.metro.tokyo.lg.jp/#sec6(参照:2025-06-09)
具体的には小学6年生から高校1年生程度の年齢が多く、自治体によって対象年齢や申請方法が異なるため、住んでいる地域の保健所や市区町村の窓口で詳細を確認しましょう。
自費接種の場合の男性への接種可能性
子宮頸がんワクチンは自費であれば男性も接種可能です。

https://www.vaccine.metro.tokyo.lg.jp/#sec6(参照:2025-06-09)
例えば、江東区は小学6年生から高校1年生相当の男性は無料で接種を受けることができます。
男性が接種するメリットは、HPV感染を防ぐことで性感染症のリスクを減らし、パートナーの子宮頸がん予防にもつながる点にあります。特に性活動を始める前の若い男性に接種が推奨されているケースもあります。
引用:東京都 保険医療局 HPVワクチンの男性への接種について男性のHPVワクチン接種の効果
男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/info/hpv/hpvdansei(参照:2025-06-09)
接種費用の助成をおこなっている自治体もあるので、接種を検討している方はお住まいの区市町村に問い合わせてみてください。
ワクチン接種の注意点と副反応
ワクチン接種後は、接種部位の痛みや腫れ、発熱などの軽い副反応が起こることがありますが、多くの場合は数日で治まります。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf(参照:2025-06-09)
重篤な副反応は非常に稀であり、安全性が確立されています。接種前には医療機関で体調を確認し、不安なことがあれば医師に相談することが大切です。
ワクチン以外の子宮頸がん予防策
ワクチン接種だけでなく、定期的な子宮頸がん検診も重要です。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf(参照:2025-06-09)
早期発見によって治療が可能となるため、検診を怠らないことが予防の基本です。また、性行為時のコンドーム使用もHPV感染リスクを減らす有効な方法の一つです。
余談:接種体験談
私は子宮頸がんワクチンを接種しました。9価ワクチンのシルガードです。私は定期接種の対象ではなかったので自費でしたが、それでも接種したい!と考え、かかりつけの病院で接種しました。
一定の期間をあけて接種をするため、忘れないようにするのが少し手間ですが無事に3回接種を終える事ができました。
3回接種しましたが、副反応も何もありませんでした。
副反応についてもっと知りたい!という方はこちらから実際にあった副反応疑いの報告が見れますので、よかったらどうぞ。
まとめ:接種を希望する場合は公費助成の活用を
全てのワクチンには、効果とリスクがセットです。
それらを理解した上で接種を希望するのであれば、公費助成を利用し早めのワクチン接種と定期検診で健康を守りましょう。
男性も任意接種で予防に参加できる時代ですので、家族みんなで意識していくことが大切です。
<この記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
厚生労働省
ヒトパピローマウイルス感染症とは
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/hpv/index.html(参照:2025-06-09)
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html(参照:2025-06-09)
HPVワクチンについて知ってください ~あなたと関係のある“がん”があります~詳細版
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf(参照:2025-06-09)
東京都 はじめてのHPVワクチン ワクチンの効果って?
https://www.vaccine.metro.tokyo.lg.jp/topics2.html(参照:2025-06-09)
ランキングに参加しています。ポチッとしてもらうと、とても励みになります(^-^)/

記事が気に入ったら
フォロープリーズ!
Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。