
地震や台風などの災害が発生すると、避難所生活を余儀なくされることがあります。
そんなとき、日常使いできる便利なアイテムが役立つことをご存じでしょうか?
今回は「非常時だけでなく普段も使える防災アイテム」をご紹介します。
災害に備える第一歩として、そして知っておくと便利な知識として、ぜひ参考にしてください。
普段使いもできる便利アイテム
自転車はガソリン不足のときの移動手段に
大規模災害が発生すると、ガソリンスタンドが閉鎖されたり、ガソリンが手に入らなくなることがあります。
そんなとき、自転車は重要な移動手段になります。
徒歩では行きづらい場所でも、自転車なら移動がスムーズ。
避難所から物資の受け取りに行ったり、安否確認のために家族の元に向かったりする場面でも役立ちます。
普段から自転車を利用して、メンテナンスしておくと、いざという時に安心です。
自転車を利用する際はヘルメットを忘れずに。ヘルメットは、災害時にもあなたを守ってくれます。
野菜ジュース・フルーツジュースで栄養補給
避難生活では、食事がパンやおにぎり、カップ麺など炭水化物に偏りがちです。
野菜や果物は保存が難しく、配給でも十分に行き渡らないことが多いです。
そんな時に役立つのが、野菜ジュースやフルーツジュースです。常温保存ができる紙パックタイプなら、避難所でも手軽に栄養補給ができます。
災害時はストレスも多く、体調を崩しやすいので、栄養バランスを意識することが大切です。ジュースなら水分補給にもなり、一石二鳥です。
ただし糖分も多く含まれるため、糖尿病など持病のある方は医師の指導を守りましょう。
賞味期限を確認し、日頃から飲み慣れておくとローリングストックにもなります。
ビタミンやミネラルを手軽に補給できるので、健康維持にもつながります。
非常時の健康維持のために、家族分の野菜ジュース・フルーツジュースを備えておきましょう。
普段から飲み慣れておけば、備蓄していても無駄になりません。
おいしさも大切
避難生活は、想像以上に過酷なもの。日々、不安やストレスに押しつぶされる、「この先どうなるのだろう」など考えてしまうものです。
そんな時に、美味しい、あなたが好きな味のものを食べるのは大切なことです。
もちろん、過剰に摂取して栄養が偏ってはよくはありませんが、それでも「知っている味」「好きな味」を食べることは、心身の緊張を緩めてくれます。
あなたのお気に入りの味の食べ物を、少しでもいいので防災アイテムに追加しておくといいですね。
ちなみに、著者はKOUBOのロングライフパンがお気に入りです。あっさり、重たくない味で、飽きずに(ここ重要ですよ!飽きてしまうと食べることすら面倒くさくなってしまいます)もりもり食べれます。
避難生活の中で、少しでも「おいしい」「好き」を感じられるといいですね。
メガネは必ず用意しておこう
災害時の避難生活では、コンタクトレンズを入手するのが難しくなります。
コンタクトは使い捨てであっても、毎日交換が必要ですし、保存液やケースも欠かせません。
しかし、避難所や災害時の環境では、コンタクトの清潔な管理が難しく、目のトラブルにつながることもあります。
普段はコンタクトを使っている方も、非常持ち出し袋にメガネを1本入れておくと安心です。
度数が変わっている場合は、最新の度数で作り直しておくことも大切です。災害時は避難所で周囲の状況を素早く把握したり、避難情報を読んだりするために「視力の確保」がとても重要になります。
メガネがないと、移動や生活が大きなストレスになることもあります。
壊れた時のために、使わなくなった古いメガネを予備として持っておくのも一つの方法です。
目の安全と生活の安心のために、メガネの準備を忘れずにしておきましょう。度付きのサングラスがあれば、夏場などの日中の避難時にも役立ちます。
その他にあると便利なアイテム
災害時に役立つ、日常使いできるアイテムは他にもたくさんあります。
モバイルバッテリー
避難生活では、スマートフォンが重要な情報源になります。しかし停電時は充電ができなくなるため、モバイルバッテリーが役立ちます。
日常的に持ち歩くことで、普段の外出時にも使える便利アイテムです。災害時に備えて、常に充電を満タンにしておきましょう
ポータブルラジオ
災害時はインターネットが使えなくなることもあります。
ポータブルラジオは、電池で動き、最新の避難情報を得るのに便利です。
普段はキャンプやアウトドアにも活用できます。小型で軽いものを選ぶと持ち運びがラクになります。
ウエットティッシュ
避難所では水道が使えない場合もあります。身体がベトつくのは、避難生活の中で大きなストレスです。
そんなとき、ウェットティッシュがあれば手や顔を清潔に保てます。日常生活でも食事の前後や外出時の手拭きに使える便利グッズです。
アルコールタイプとノンアルコールタイプ、両方あると安心です。
耳栓・アイマスク
避難所では周囲が騒がしく、なかなか眠れないことがあります。
耳栓とアイマスクがあれば、少しでも落ち着いて休むことができます。
日常でも飛行機や電車の中で使えて便利です。睡眠不足を防ぐために、ぜひ準備しておきましょう。
小銭
停電するとキャッシュレス決済が使えなくなる場合があります。
また、自動販売機や公衆電話は小銭しか使えないこともあります。
日常でも財布に小銭を少し入れておくと安心です。災害時に備えて500円玉や100円玉を多めに持っておきましょう。
自分の「好き」の大切さ
災害時は、生活環境が大きく変わり、心身ともに大きなストレスを感じるものです。慣れない避難生活や不安な状況が続くと、気持ちが落ち込みやすくなります。
そんなとき、普段から食べ慣れている味や、好きな食べ物があると、少し安心できます。
「これがあるとホッとするな」と思えるものを用意しておくことは、心の支えになります。
不安や疲れがたまると、なんでも面倒に感じることがあります。
時には、「食べることすら面倒…」と思うこともあるかもしれません。
そんなときに好きな味や、お気に入りのお菓子があれば、少しだけ気持ちが軽くなります。いつも飲んでいるコーヒーや、お気に入りのチョコレートを少し準備しておくのも良いでしょう。
避難用の食料とは別に、自分の「好き」を少しだけストックしておくのがおすすめです。
非常時こそ、自分を癒すアイテムが力になります。「心の栄養」として、ほんの少しの楽しみを用意しておきましょう。
まとめ
防災用品は「非常時だけのもの」と考えがちですが、
日常生活でも使えるアイテムを選ぶことで、無理なく備えることができます。
いざという時に困らないように、家族構成や生活スタイルに合わせて、防災グッズを見直してみましょう。
「備えあれば憂いなし」。今できる準備から始めてみませんか?
<記事を作成するにあたり参考にしたサイト>
NHK 【解説動画】長引く避難生活 “栄養”に注意して食事を
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240118/k10014325571000.html(参照:2025-07-21)
厚生労働省 避難生活で生じる健康問題を予防するための栄養・食生活について
「4.高齢者リーフレット」の解説資料
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/4b.pdf(参照:2025-07-21)
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Wrote this articleこの記事を書いた人

あかぐり
クレジットカードを使い続けて10年以上。初めてクレジットカードを作る人に向けて、また、サイトに来てくれた人の経験や知識に「ちょい足し」するべく、クレジットカードの実体験とお金に関する情報を発信しています。